初めての著者である。昨年話題になった本であるらしい。悪徳警察ものらしく見えるが実はそうでないところがこの本のミソである。特にラストの人間を見つめる目線は求道者とも言えるほどの熱さだ。感動作である。
けれどミステリーとしては実にいい加減とも言える。まあ本格モノではないとは分かってはいるが、ああいう風に真犯人を都合よく出されたら、推理する楽しみが失われてしまう。ミステリーとしては常道の伏線がこの作品 . . . 本文を読む
こういう戦争映画にしては演出がしっかりしているせいか、最後までだれることなく映像は続いていく。戦闘機を使用したシーンも日本映画でよくある稚拙さはない。それはこの映画の主題が山本の脳裏にあるからだろうか、、。
僕の好きな半藤一利が原作である。だからか山本がスマートに見える。いくさ論より国民の命を守る平和論者に見える。アメリカとの対戦を躊躇する理由を日本国民のためとする。だから常に講和論が彼の脳裏を . . . 本文を読む
このシリーズも3作目か。【須賀健太) も考えたらもう高校生。だんだんみんな大人になってくると話の展開も単調になってくるのは致し方ないところ。でも、僕たちは彼らそれぞれの旅立ちを心から祝ってあげたい。あの大きな夕日を感じながら。
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