思ったより登場人物が多く、ストーリー自体を全く知らない僕には中盤になるまでこの舞台の芯を抑えられなかったような気がする。結構、映画化・舞台化されている出し物である。だから安心かなと思っていた僕の慢心ぶり、、。
込み入った筋を追うのが必死の僕は確かに余裕がなかった。けれど思ったより広い舞台。ちょっと装飾気味の立ち回りなど、観客を魅了する思惑を十分感じ取ることができる。そして10数人の若い俳優陣。全 . . . 本文を読む
時代を考えるには難しい中途半端な50年前のスペイン人とフランス人のお話だ。
50年ほど前のスペイン内戦で逃亡してきた人たちが多かったパリ。5階まではブルジョア一家が暮らしているアパートなのに、6階は6畳一間のスペイン女性たちがメイドとして暮らしを立て、その日をどうにか暮らしている。
そんなスペイン人女性たちとブルジョアだけれど心が満たされない男との交流を描いた作品である。男は6階に住み込むこと . . . 本文を読む
韓国映画ではめずらしい法廷もの、しかもかなり上質なミステリーを映画化した香りのする佳作であります。
【ハ・ジョンウ】がめずらしくお堅い弁護士役。さすがこの役柄でもうまい。何でもできるんだね。彼の中から湧き出る何かがあるのかな。対する検事役の【パク・ヒスン】は役柄的に受け役でまだまだ全開せず、といった感じ。
出番が少ない割には演技力を求められる被疑者役の【チャン・ヒョク】は冒頭とラストの法廷とそ . . . 本文を読む
相変わらず冒頭の突拍子もない離れ業をやってくれる【ノーラン】。このシーンで僕はいたくノリノリになったけれど、でもその後が(面白くないわけではないが)【ノーラン】にしてはチョイ凡庸かなあ、、。
前作がどうも巨塔過ぎて、どう考えてもみんな自然とそれと比較してる。それは痛いほど分かっている【ノーラン】、でもあれ以上の作品を制作しようとする気概に期待するのは酷か。
でもバットマンの持ち時間(内省的な) . . . 本文を読む