相変わらず冒頭の突拍子もない離れ業をやってくれる【ノーラン】。このシーンで僕はいたくノリノリになったけれど、でもその後が(面白くないわけではないが)【ノーラン】にしてはチョイ凡庸かなあ、、。
前作がどうも巨塔過ぎて、どう考えてもみんな自然とそれと比較してる。それは痛いほど分かっている【ノーラン】、でもあれ以上の作品を制作しようとする気概に期待するのは酷か。
でもバットマンの持ち時間(内省的な)がかなり長く、彼の不在時には【レビット】さんが立派に人間的バットマン役をこなしているから、作品的には充分いつも通り映画に入っている至福感は味わえている。
俳優陣はもう【ノーラン】一家と言っていいほどになって来ているが、【レビット】は相変わらずの巧さに加えて役得と来ている。でも前作と違い悪役でないからか、印象度がそれほどでも、、。
さらに【コティヤール】は肝心なところでアクション演技不足が露呈し、凄みが不足。こればっかりは仕方ないか。でも、【ハサウェイ】なんかは今や絶頂期と思えるほどの美貌をオーラしており、それだけで画面を圧倒する。
ホント、前作を見ていなければ十分及第点の映画です。でも、オリンピック然り、いつまでもエネルギーを高く維持するというのも難しいのかな、、。
でも、僕はこの映画、そこらの映画と違い3時間弱、全く退屈せず見たことも事実なのです。アクション映画で一気と言うのはやはり作品が優れているからでしょう。しかも、ラストで不覚にも僕は【ベール】の顔を見て暖かい涙の怒涛に困惑したことを今ここに告白しよう。
【ノーラン】のバットマンよ、永遠なれ!
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