セントの映画・小演劇 150本

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ほとりの朔子 (2013/日=米)(深田晃司) 80点

2014-03-08 15:32:56 | 映画遍歴
朔子が湖に素足で入り、波間が輪状にどんどん広がって行くあのシーン。確かに美しい。そして物語も静かで何もないはずなのに、日常性の反世界を、薄暗くまるで悪意があるかのように奏で始める波紋、、。 この劇映画風でない茫洋としたドキュメンタリー風とでも言うべき撮り方は韓国の映画作家ホン・サンスにどこか似ていると思う。ごく近くの自然光景が題材であることも親近感がある。この作品は何気ない日常を映しながら、その . . . 本文を読む
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