レヴィットの初監督作品、ということで渋谷で見て来ました。期待してました。ヨハンソンも好きだしね。斬新な映像を期待してました。レヴィットの作品だからね。でも全体的に枠からはみ出ることが出来なかった感がする。
題材はまあ古くも新しくもある性であります。性とポルノとかどう関係するのか分かりませんが、ポルノというより自慰中毒気味の男の性への格闘劇なんでしょうなあ、、。
そんなの、だいたいの男は自慰が幼 . . . 本文を読む
裁判官の検事への出向、弁護士への退官等希有な事象が目に付く。そして何より99.9%の確率で有罪化される判決の実態。それらを問題視するその姿勢は面白い。
でもなんかラストの法廷内の被告と裁判官の言葉で交わす愛の尋問は、興味深いけれど尻がむずむずする。マンガだったら感動するシーンだけれど、これは映画だからね、ちょっと厳しいものがあるよネ。
全体にひとつひとつのエピソードが嘘っぽいんだよね。例えば見 . . . 本文を読む
また最近顕著な事実立脚もの。いつも言ってるが、こういうのって事実そのものに関心が移り、映画本体がどちらかというとそっちのけになるんだよね。あくまで作品は映画そのものにあるはずだ。
まあこの作品で僕が一番感動したのはレンチが「それでもあなたを赦します」「赦しには苦しみが伴います」というセリフだった。
恐らくフリアーズの狙いもここだと思うんだが、アンソニーの生き様がかなり断片的で、心情があまり観客 . . . 本文を読む