思ったよりよく出来ていた。途中説明調になるのが惜しいが、ミステリーじみた妻の遺言など男女の愛を芯に据え、映像美を堪能するとともに、加古隆の音楽も壮麗で十分楽しめた。ただ、西島のあの死に方といい、ラストの予定調和は少々鼻白む。
全員手書きのクレジットは面白い試みだ。スタッフ陣のこの作品への愛情を感じる。
でもつくづく思う。こういうメジャー映画では例えば演技派新井浩文や柄本時生のちょい役で意味のな . . . 本文を読む
一体故郷はどこにあるんだろう。ふるさととはいったい何なんだろう。
詩劇というか、ポエムなんだろうなあ、コミカルでいて哀しくてやはりおかしい。ずっと故郷というひとつのテーマを追求している。
想像していた以上に映像はそれほど驚かせるものではなく、むしろおとなしめだ。俳優のクローズアップなどが多い。
バランスの取れた俳優の布陣で、劇は深く流麗に進行する。途中流れる「うさぎ追いしあのころ、、」がなか . . . 本文を読む