これは凄い。凄いです。冒頭にあのトリックを見せつけといて、、。
いやあ、こんなにダイナミックなどんでん返し。久々にミステリーファンをうならせます。ページ数も少ないし、完全に一気読みです。ミステリーはこれでないと、ね。
でもいつも思いますが、これほど理知的な御子柴礼司がなぜ猟奇的な少年犯罪を犯したんだろうか、、。これがこのシリーズの一番の謎ではないのか。
久々にミステリー的にすかっとしました。 . . . 本文を読む
高校生学園もの、日常の謎。今流行りです。
このイメージでダントツなのは(僕の好みで)米澤穂信の古典部もの。この作品も設定は似ていなくはない。北海道の自然に恵まれているところ。高校生の男女4人。サークルもバスケ。で、同種の安楽椅子ものである。
でも、全然違うんだよなあ。浅いし、幼稚だし、高校生のほろ苦く甘酸っぱい感覚がない。リアルじゃないのだ。要するに造られた青春がここにあります。ナチュラルじゃ . . . 本文を読む