主人公カークにまつわるハナシが少々ダイジェスト版でそのスピードにあっと驚くが、スタトレを知らない僕でもだいたいこのハナシの要旨は伝わり、しかも単純明快な展開とお金を使った秀逸な宇宙的映像シーンには目もくらむばかりで、やはり映画娯楽の原点をしっかりと抑えているワイ、とニヤニヤするほど得心しました。
『スターウォーズ』ほど洒落てもいず、どちらかというと直球勝負のエンターテイメントだが、そこがなかなか . . . 本文を読む
フランス料理店を舞台に日常のちょっとした出来事、それは一種の謎でありミステリーである。これらをさらりと聞きなれないフランス料理を題材に次々と展開していく。
さりげない書き方で文章も軽やかで親しみがあり、あっという間に読んでしまう。いかにも題名のごとくフランス料理のスープのような味わいがあって徐々に染み渡る人生のようでもある。こういう小説が日本でも出現しているのかとうれしい限りである。近藤史恵さん . . . 本文を読む
実力監督者らしく映像は美しく、映す人間は悩み考え優しい人間たちである。人間と人間との関係を描いた秀作なんでしょうが、、、。
題名から米映画だとは思わなかった。芸術至上主義者のチェリストのハナシかなと思ったが、そうではなく、そもそも人間と人間との関わり合いとは何なんだろうか、という本質的なことを考察した映画だった。
統合失調症って、どんな病なのかはっきり知らないが、この映画、【ジェイミー・フォッ . . . 本文を読む
かなり多重奏のサスペンスで、防衛問題からの国家と企業との癒着、暗殺者が飛び交うスリル、現代の男と女の恋愛、男と男の友情、そして真のテーマであるジャーナリズムそのものを骨太に描いた力作だ。
予告編から気になっていた【ラッセル・クロウ】の容貌。髪は変に長く、相変わらず肥満そのもののボディ。これじゃ恋愛映画にはならんだろうなあ、と思っていたら 立派に三角関係をさらりと描いている。彼は腕の立つ記者であり . . . 本文を読む
【チョン・ジヒョン】初めてのアクション映画。 しかもセーラー服の女子高生役。あの、清楚な美人の【ジヒョン】さま、大丈夫なんだろうか、と熱烈ファンの我輩は心配することしきり。
まあ、こういう思い切ったアクション劇もやってみたかったのかなあ、立ち回りはそこそここなしていたけれど、如何せん内面的な演技を要しないこの映画では【ジヒョン】の魅力は100%開花していない。もうちょっと遊びみたいなものがこの映 . . . 本文を読む