鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

暗記法

2009-04-12 | エッセイ
昔から、語呂合わせを用いた暗記法がある。
代表は、年代暗記法だろう。
鎌倉幕府開設を、いい国(1192年)つくろう鎌倉幕府
コロンブスのアメリカ大陸発見を、意欲に(1492年)燃えるコロンブス
などと覚えた経験は、多くの人にあると思う。

平方根(ルート)を覚える暗記法もある。
ルート2は、一夜(ひとよ)一夜に人見頃(1.41421356)
ルート3は、人並みにおごれや(1.7320508)
高石ともやの受験生ブルースでも歌われる(古いね)。
 ♪ひとよひとよにひとみごろ~ ふじさんろくにオームなく
ただし、ルート5は、正確には富士山麓オーム鳴く(2.2360679)であって、に(2)はいらない。

水兵リーベ僕の船・・・
というのもある。
元素記号の配列を覚えるもので
水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム、ホウ素、炭素(C)、窒素(N)、酸素(O)、フッ素、ネオン・・・
と並ぶ記号である。

モースの硬度計を、硬度の低い順に鉱物名を覚えるのは
滑石方にして蛍燐(けいりん)長く 石黄鋼にして金色(こんじき)なり
滑石、石膏、方解石、蛍石、燐灰石、正長石、石英、黄玉(トパーズ)、鋼玉(コランダム)、ダイヤモンド
である。

漢字を覚える方法もある。
櫻(さくら)という字を分解すれば、二階の女が気にかかる。
蛇足ながら、二階は二貝、気は木にかけている。
ただし、この字は旧字である。
私がこの方法で暗記したのではないですからね。そこまで古くない。

これらの暗記法のいいところは、一度覚えるとなかなか忘れないことである。
といっても、これらを暗記していたからといって、実生活で役立つことはあまりない。

私も、自分なりの暗記法を考案して用いることがある。
胸(むな)元に いい双子抱く母
何の暗記法かというと、明治、大正、昭和、平成の元号を西暦に換算する方法である。
それぞれ、むな(67)、いい(11)、双子(25)、母(88)の数字を足してやる。
明治20年は20+67=87で1887年、昭和32年は32+25=57で1957年である。
元号をまたぐ場合は、西暦に換算しないと年齢や経過年数がわからない。

最近記憶力が落ちて、数字などこうやって覚えないと、すぐ忘れてしまう。
もっとも、暗記した言葉自体を忘れたら、どうしようもないが・・・
コメント (4)
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