前回の、知覧門浦荷揚場の近くにある仲覚兵衛屋敷跡を紹介します。
仲覚兵衛屋敷跡です。知覧門浦荷揚場は、先のカーブを曲がった右にあります。
覚兵衛(1715~1800)の家は、代々海運業を営んでいました。
案内板。
仲覚兵衛君誕生地の碑。
覚兵衛は、摂津の国渡辺村で周囲より草が茂っているところを見つけ、近づくと獣骨が埋まっていました。獣骨が肥料になるのではないかと考え、その骨を持ち帰って菜種に試したところ効果は著しく、世界で初めて獣骨が肥料になることが確認されました。
入口の階段。覚兵衛は山建会所という骨粉配給所を設立し、菜種、さつまいも、水稲の増産を図りました。この功績で仲という姓を与えられ、帯刀を許されました。
奥の階段。覚兵衛は、一向宗の信者でもありました。
屋敷跡はこの石垣の上と思われますが、荒れています。
階段の上から見る。
前の写真の奥にある甕です。
道路反対側に、吉田家土蔵があります。
裏から見た土蔵。住宅には人が住んでいます。