鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

磯遊び

2009-05-11 | 水辺の風景
子供の頃、種子島の海で磯遊びをしました。
大潮の日に、家族や友人と磯に出て、ミナやナガラメ(トコブシ)などの貝類を採り、浜辺で煮たり焼いたりして食べるのです。
娯楽の少ない田舎で、いいレクレーションでした。

磯遊びに行ってきました。


場所は、南さつま市笠沙の野間半島の南です。
岩場が広がる海岸です。


岩に付いたミナを採ります。


カキもびっしりへばりついています。


カキを割ると、実が入っています。
海水で洗って食べました。


潮溜まりには、ウミウシなど、いろいろな生物がいます。


ミナの収穫です。
ゆでて食べました。
磯の香りが漂います。
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タケノコとツワの煮物

2009-05-09 | 食べ物
妻が、種子島からニガタケのタケノコを採ってきました。


ニガタケ(ニガダケ、苦竹)といっても、苦くもなく、アクもありません。
アク抜きをせずに食べられます。
今の時期、種子島で、コサンダケとともに人気のあるタケノコです。
タケノコとツワ(ツワブキ)の煮物を作りました。


ツワは、以前採ったものを冷凍していたものです。


タケノコと豚バラ肉を油でいためます。


水を加え、その他の材料を入れます。
ツワの他には、しいたけ、干し大根、にんじん、こんにゃく、厚揚げなどです。
だしの元、みりん、しょうゆと砂糖少々で味をつけます。


タケノコとツワの煮物の完成です。
素朴な田舎料理で、我が家でよく作ります。


ご飯は、タケノコご飯にしました。
春の旬の味を楽しみました。
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霧島の花

2009-05-08 | 植物
霧島の山で見かけた花です。


ヤマザクラ(山桜)バラ科
低地では、ヤマザクラもソメイヨシノも終わっていますが、霧島では、5月の連休の頃ヤマザクラが咲いています。


ヤマフジ(山藤)マメ科
ヤマザクラに絡み付いて、ヤマフジの紫、ヤマザクラの白、新緑の黄緑の調和がきれいでした。


ハイノキ(灰の木)ハイノキ科
霧島で多く見られる木で、純白の花が美しい。
甘酸っぱい香りがします。
この木から灰汁を作ることから名づけられています。


ガマズミ(スイカズラ科)
秋になると、真っ赤な実をつけます。
ガマズミの漢字はわかりません。


ミツバツツジ(三葉躑躅)ツツジ科
昨日紹介したように、新湯温泉から新燃岳へのコースで多く見られます。
ミヤマキリシマとともに、霧島を赤紫に彩る花です。


ニガイチゴ(苦苺)バラ科
麓から比較的高所まで多く見られます。


ツルキジムシロ(蔓雉筵)バラ科
登山道の脇で、黄色い花が目を引きます。
これもヤマザクラも同じバラ科というのが、少し意外です。

(撮影日:5月5日)
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新燃岳

2009-05-07 | 風景
新燃岳に登りました。
新燃岳は、霧島連山の中で韓国岳と高千穂峰の間にある山です。
スタート地点は、霧島スカイライン(県道1号)と県道霧島公園小林線の三差路近くの、新湯温泉入口です。


スタート地点から見た新燃岳(1420.8m)。
山腹から水蒸気が上がっています。


新湯温泉。
混浴があるそうで、妻は入ったそうです。


しばらく林道を歩きます。
ウグイスの声を聞きながら、新緑の林道を歩きました。
起伏もあまりなく、ハイキング気分です。


右に滝の上部が見えました。
かなり高い滝のようです。
この他に、いくつか滝が見えました


川をいくつか渡り、最後の川(天降川支流の霧島川)を渡ると、本格的な登山道になります。
これは炭化木で、1716~1717年の新燃岳噴火のとき、火砕流に飲み込まれて、立木のまま炭になった木です。


ミツバツツジがたくさん咲いていました。
七分咲き程度で、標高の高いところはつぼみが多かったです。
このコースは、ミツバツツジのコースとして人気があります。

獅子戸岳と新燃岳の分岐点から新燃岳に向かうと、火口壁に到着します。


新燃岳火口です。
新燃岳は最近活動が活発になり、盛んに水蒸気が上がっています。
以前来たときは、火口池は青でしたが、活動の影響か褐色になっていました。


火口壁を半周すると、新燃岳山頂です。


山頂から見た韓国岳(1700m)と、右は獅子戸岳。


反対側に見える高千穂峰(1574m)と、右は中岳。
手前はミヤマキリシマ。
ミヤマキリシマは今からで、ごくわずか咲いていました。

参考タイム
 登山道入口(新湯温泉近く)~新燃岳山頂
 距離:約6.5km
 比高差:500m
 時間:2時間50分
(風景や花の写真を撮りながら、ゆっくり歩いたものです)
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天降川源流を訪ねて(8)

2009-05-06 | 源流を訪ねて
国道223号と県道隼人加治木線の交差点付近まで来ました。


上流から見た渓谷と新緑。


交差点の上流に古い橋があり、そこから見た渓谷です。


さらに上流に行くと、塩浸発電所があります。


塩浸発電所横の塩浸橋から下流を見る。


ここから支流を少し遡ると、塩浸温泉があります。
坂本龍馬と妻のお龍さんが湯治に来た温泉です。
日本最初の新婚旅行といわれています。


龍馬夫婦の像。


再び本流を遡ります。
塩浸橋に戻り、天降川上流を見たものです。


渓谷が続きます。


川沿いの道路がなくなり、これ以上川に沿って進むことができません。
天降川源流を訪ねる旅は、とりあえずここまでとします。
源流までまだ半分くらいです。
残りは、またいつの日か訪ねて報告します。
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天降川源流を訪ねて(7)

2009-05-05 | 源流を訪ねて
ここで、安楽橋から支流の中津川を少し遡ります。


中津川の右岸にある県道から見た犬飼滝です。
視界がよいときは、正面に高千穂峰が見えます。


滝見台から見た犬飼滝。
滝つぼに行くこともできますが、この時は行きませんでした。


近くに和気神社があります。
和気清麻呂を祀る神社です。


境内に、見事な藤棚があります。
全国あちこちから寄せられた藤があります。
今は満開だと思いますが、このときは二分咲き程度でした。


神社に白イノシシを2頭飼っています。
和気神社と和気清麻呂、イノシシの関係は、「和気神社の白イノシシ」で書きました。


再び安楽橋のところに戻り、天降川本流を遡ります。
新川渓谷です。


道路わきに、発電所に送ると思われる導水施設があり、石のアーチが3つありました。


河床の右岸に露天風呂があります。
川の流れを眺めて風呂に入るのは気持ちいいでしょうね。
ただし、このホテルは休業中です。


河床に苔むした石が点在しています。
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天降川源流を訪ねて(6)

2009-05-04 | 源流を訪ねて
まだ妙見温泉です。


虹のつり橋の左岸にある斉藤茂吉の歌碑。
 日当山 妙見 安楽 塩浸
 湯は湧きいでて
 くすしき国ぞ


虹のつり橋の上流左岸にある妙見発電所。


妙見発電所を上から見たもの。
この建物は、土木学会の近代土木遺産に選定されています。
塗料吹付けですが、石造り建造物です。


発電所に落とす導水管の上部。
石のアーチが二つあります。


妙見温泉の少し上流にある安楽橋。
これは古い安楽橋で、これも近代土木遺産に選定されています。
 橋の形式:RC開腹アーチ(ヴォールト+柱)
 建造:昭和4年頃
 橋長:22.5m


右岸から見た古い安楽橋。


古い安楽橋から下流を見たもので、これが新しい安楽橋です。


古い安楽橋から上流を見たもので、この上流が安楽温泉です。

今回は史跡が多いので、カテゴリーを史跡にしました。
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天降川源流を訪ねて(5)

2009-05-03 | 源流を訪ねて
天降川(あもりがわ)源流の旅を再開します。
水天渕発電所から上流へ行きます。


ジグザグの堰がありました。
魚道ではよく見ますが、川そのものでは珍しいです。
水勢を押えるためでしょう。


堰と取水施設。
水天渕発電所へ導水する堰です。


国道223号の脇に足湯があります。


足湯から上流を見たもので、妙見温泉は近いです。


妙見温泉に到着です。
これは妙見大橋。鋼製アーチ橋です。


妙見大橋から上流を見たもので、左が天降川本流、右が中津川です。


妙見大橋から見た妙見温泉街。
橋は、木製アーチ橋の虹のつり橋です。


虹のつり橋のアップ。


右岸から見た虹のつり橋。
つり橋といっても、一般的なつり橋でなく、アーチから吊っているものです。
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三重岳

2009-05-02 | 風景
三重岳に登ってきました。
三重岳は、鹿児島市皆与志町の北にある山です。


スタート地点。
皆与志小学校の近くから、三重岳自然遊歩道があります。
しばらく、舗装された山道を歩きます。


タブの木のある峠。


峠からの眺め。
黄色い花のあるところは牧場です。


峠から右折し、しばらく行くとキャンプ場があり、その近くに鳥居があります。
ここから本格的な登山道となります。


右を見ると、鹿児島市街地と桜島が見えます。


左を見ると、八重山が見えます。
盾のような平べったい山が八重山です。


牧神の碑。
馬頭観音で、この付近で馬が放牧されていた名残です。


目指す三重岳(486.4m)が見えてきました。
この先は鞍部になっており、いったん下ってからまた登ります。
広葉樹のトンネルを通って行きます。


山頂に到着です。


山頂からの眺め。
遠く、鹿児島県の山々や桜島が見渡せます。
低山の割には、視界のよい山です。
この日は、天気はよかったのですが、少しかすんでいました。

参考タイム
自然遊歩道入口(皆与志小学校近く)~三重岳山頂
距離  4km
比高差 360m
時間  1時間20分
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アゲラタム他

2009-05-01 | 植物
奄美大島で見かけた植物です。


アゲラタムの群生地。
道路わきの荒地に密集していました。


アゲラタム(別名:オオカッコウアザミ(大かっこう薊))キク科
花の色は、白、桃、青があるそうですが、これは青。
鳥のカッコウとは関係ないそうです。


ハマボッス(浜払子)サクラソウ科
海岸に生えていました。
払子というのは、獣毛や麻などを束ね,それに柄をつけたもので、僧が説法のとき振る装身具のことだそうです。
こんな形をしているんでしょうか。


コンロンカ(崑崙花)アカネ科
白い葉に見えるのは、ガクです。
写真はまだつぼみですが、やがて黄色い花が咲きます。


ヤナギイチゴ(柳苺)イラクサ科
葉が柳の葉に似ていることから名づけられています。
実は食べられるそうです。


ランタナ(クマヅラ科)
色が、黄色、だいだい、赤と変化し、別名シチヘンゲ(七変化)と呼ばれます。
もともと園芸種ですが、奄美では野生化し、道路わきで多く見られます。


赤いランタナ。
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