鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

つのまき

2012-03-12 | 食べ物

種子島の郷土菓子に、つのまきがあります。屋久島でも作られますが、本土では作りません。

妻が、自分の母に習って作りました。

 

もち米を灰汁に浸し、ダンチクの葉で包みます。三角形に包むのが特徴です。

 

鍋で煮たら完成です。

 

黒いのは「ささげ」です。

材料も作り方も味も、あくまきに似ていますが、小さな三角形に作るのと、ダンチクの葉で包むのがつのまきの特徴です。(あくまきは、孟宗竹の皮で包む。)

好みにより、きな粉をまぶして食べます。

つのまきは角巻きと書き、尖ったところを角に見立てたものです。

 

奄美大島の郷土料理、鶏飯も作りました。

材料は、鶏肉、薄焼き卵、しいたけ、たくあんを刻んだもの(パパイヤの漬物があればなお良い)、ネギなど・・・

 

鶏で作ったスープをかけていただきます。

お茶漬けのようにさらさらとのどに入り、食欲がないときでも食が進みます。

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加世田の八坂神社他

2012-03-10 | 史跡

南さつま市加世田大崎にある八坂神社を紹介します。

 

八坂神社拝殿。

1802年、大雨で万之瀬川の流れが現在の場所に変わったあと、港は小松原から新川に移り、大崎の商人は新川港を利用して長崎や瀬戸内と交易しました。

大崎は、南薩でも有数の商業地となりました。

 

本殿。

1844年、大崎の商人たちは、商業の守り神として万之瀬川跡に祇園神社を建て、明治初年、八坂神社となりました。

 

境内の祠。

 

右の祠内にある恵比寿様。

 

祇園神社を建てたとき、武士が寄進した手水鉢。

 

拝殿には、明治4年に大崎浦の二才中が寄進した絵馬があります。

南さつま市指定文化財です。

 

南さつま市金峰町高橋にある玉手神社です。

 

拝殿の上にある鯉の彫り物。神社で鯉の彫り物は初めて見ました。

 

境内にあるまむし石。まむしに噛まれないというご利益があるそうです。

 

ここには高橋貝塚があります。

遺物は見られないので、看板を掲げておきます。

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精子発見のソテツ他

2012-03-08 | 巨樹・古木

鹿児島市の名木、古木を紹介します。

 

3月2日に紹介した旧考古資料館の前にソテツがあります。

 

このソテツは、明治29年、東京帝国大学の池野成一郎博士が、世界で初めて精子を発見したソテツです。

東京の小石川植物園にも、この株から分けたソテツがあるそうです。

鹿児島県指定天然記念物です。

 

同じく旧考古資料館の庭に、クロガネモチの古木があります。

左が旧考古資料館で、ソテツも見えます。

 

 

前の写真と反対から見たもの。根元から大きく枝分かれしています。

樹齢約180年。鹿児島市指定保存樹です。

 

照国神社のイヌマキ。鶴が翼を広げたような姿です。

 幹周り:1.82m

 樹高:3.0m

 樹齢:約180年

鹿児島市指定保存樹です。

 

3月6日に紹介した多賀山公園にあるアコウ。

 幹周り:4.77m

 樹高:14.0m

 樹齢:約170年

 

根元。鹿児島市指定保存樹です。

 

田上6丁目の田上八幡神社にあるクスノキ。

 幹周り:3.75m

 樹高:23.5m

 樹齢:約300年

 

根元と社殿。空洞化しておらず、樹勢もいいです。

鹿児島市指定保存樹です。

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多賀山公園

2012-03-06 | 史跡

鹿児島市清水町にある多賀山公園を紹介します。

稲荷川河口左岸にあり、石橋記念公園の後ろの山です。

 

小高い山の上に、東郷平八郎の像があります。

東郷は、鹿児島市加治屋町生まれ。日露戦争でロシアのバルチック艦隊を破った連合艦隊司令長官です。

 

東郷が見つめる先は、錦江湾と鹿児島港です。

真下に石橋記念公園があり、そこに薩英戦争の砲台跡があります。

 

左に目を移すと、桜島が正面に見えます。

 

東郷平八郎の墓。

 

イノシシが土を掘った跡と、イノシシ注意の看板がありました。

市街地にある山ですが、イノシシが出没するようです。

 

東福寺城跡。1053年、長谷場永純が築きました。

1343年、5代島津貞久が東福寺城を勝ち取り、島津氏が鹿児島をおさめる基盤となった城です。

 

城跡にある龍の形の石燈籠。明治六年の文字が見えます。

 

城跡から西を見ると、鹿児島市街地を見下ろします。崖に囲まれており、天然の山城でした。

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野田麓

2012-03-04 | 史跡

出水市野田町の野田麓を訪ねました。

野田小学校から南の県道沿いです。

 

野田麓の通り。

 

石垣は自然石の玉石で出来ています。

 

大日集落の仁王像。

永林寺にあったものをここに安置したもので、1751年の建立です。

 

向かって右の阿像。左腕が欠けています。

 

向かって左の吽像。

 

立派な武家門の家がありました。

 

ここにも武家門の家が・・・

他にも数軒あります。

 

旧小松神社の庚申碑。

中国から伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔です。

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旧考古資料館他

2012-03-02 | 史跡

鹿児島市の歴史的建造物を紹介します。

 

旧考古資料館。県立博物館の裏にあります。

明治16年、県立興業館として建設されました。溶結凝灰岩で出来た石造り建物です。

 

戦災で中が焼失しましたが、昭和26年、博物館として再建されました。

その後、博物館の考古資料館となりましたが、平成14年閉館しました。

 

向かって左の入口です。

 

入口の上のバルコニー。

 

鹿児島市中央公民館です。国登録有形文化財です。

この建物は、昭和天皇のご成婚を記念して、昭和2年10月に竣工し、鹿児島市公会堂として使用されてきました。
昭和20年6月の鹿児島大空襲により、外部遺構を残して焼失しました。
その後、改修工事が行われ、昭和24年から現在に至るまで、鹿児島市中央公民館として利用されています。

 

重厚な雰囲気の入口。

 

入口の上のアーチ。

 

鹿児島県立博物館。

昭和2年竣工で、県立図書館として利用されてきましたが、昭和55年、図書館が旧七高グランドに移転すると、博物館に転用されました。
大正デモクラシーの様式を取り入れた建物です。
 

正面玄関。

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