前回紹介した南九州市川辺町の高田石切場の隣に、たかたの命水というのがあります。
道路脇に案内板があり、入ると小屋があります。
これは、高田石切場から湧き出る水だそうです。
高田石でできた立派な水汲み場があり、自由に汲むことができます。
私がいた10分くらいの間に、何組かの人が汲みに来ました。
この水を利用して、敷地内で鯉が飼われています。
石切場から道路を挟んで永里川が流れています。石切場の少し下流に霧島堰があります。
右岸に霧島社があるので、こう呼ばれています。
江戸時代の1651年に築かれた石積みの堰です。当時の治水技術の高さをうかがうことができます。
左岸から見た堰。
右岸より見る。数えきれないほどの洪水に見舞われたはずですが、360年以上壊れずに残っています。
霧島堰の右岸に小高い丘があり、ここに霧島社があります。
霧島社。霧島神宮から分祀された神社です。
さらに上流(石切場付近)にも小さな堰があります。
堰の下流の河床に広がる岩盤。高田石と同じ溶結凝灰岩です。