鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

薩摩山崎駅跡

2024-01-14 | 史跡

さつま町の薩摩山崎駅跡と関連施設を紹介します。

 

国鉄宮之城線の薩摩山崎駅跡です。

 

「薩摩山崎駅跡」の碑。宮之城線は、昭和62年廃線になりました。

 

駅名標。

 

車輪。

 

案内板にある、かつての駅舎と車両です。

 

入来方面を見る。線路跡にはソーラーパネルがあります。

 

入来方面に少し行くと橋台が残っています。

 

橋台の上から駅跡を望む。

 

橋台の上から左岸(入来方面)を望む。川は久富木川です。

 

左岸から見た橋台です。

 

さらに入来方面へ行ったところに、腕木式信号機があります(駅跡は向こう側)。

 

腕木の他に赤青の信号もあります。腕木はこの状態が停止、斜め下が通過です。

 

腕木を操作する錘や滑車。ワイヤーで操作しましたが、今はありません。

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穴川橋他

2024-01-12 | 石橋

さつま町の穴川橋を紹介します。川内川と支流の穴川の合流地点付近に架かっています。

 

右岸から見た穴川橋。車両通行止めで、人道橋になっています。

 

下流右岸より見る。川は穴川で、この下流で川内川に合流します。

 橋長:44.1m

 幅員:4.71m

 架設年代:大正9年

 

下流の橋から見た右岸アーチ部。

宮之城から横川、大口に通じる重要な道路で、明治8年に石橋が架けられましたが、大正9年、現在の3連アーチ橋に架け替えられました。

 

中央と左岸アーチ部。鶴田ダム建設に伴い、拡幅補強工事が行われました。

 

上流右岸より見る。

県内に現存している3連石橋は3橋で(他は市柴橋、浜田橋)、これは北薩唯一の3連橋です。

 

上流から見た右岸アーチ部。向こうが、前回紹介した川内川の轟の瀬です。

 

上流左岸より見る。左奥は紫尾山。

 

穴川橋から上流を望む。

 

薩摩川内市東郷町の南瀬橋です。

 

下流の橋から見た全景。川は川内川の支流の山田川です。

 橋長:17m

 幅員:4.4m

 架設年代:不詳

 

アーチ部。上は竹が茂っています。

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轟の瀬

2024-01-10 | 水辺の風景

さつま町の轟の瀬を紹介します。

 

上流のとどろ大橋から見た川内川の轟の瀬。

右は、江戸時代に通船のため開削した水路です。岩の上で火を焚いて、軟らかくして砕いたそうです。

 

複雑に浸食された岩。

 

ニョキニョキと生えたような岩。

 

橋から上流を望む。ここは静かな流れです。

 

右岸にある水天神社です。

 

石祠の水天神社。

 

復興の碑。平成18年、川内川が氾濫し、この付近は大きな被害が出ました。

 

右岸に、与謝野寛、晶子の歌碑があります。

 

歌碑。

さかしまに落ちつと見ればほがらかに轟の早瀬わが船すべる 寛

轟きの瀬は川の火ぞ少年はつぶてとなりて焔に遊ぶ 晶子

 

歌碑の前から轟の瀬を望む。

 

急流部。ここを舟でさかのぼるのは大変だったでしょう。

 

右奥に見えるのは、支流の穴川に架かる石橋の穴川橋で、次回紹介します。

 

左岸から見た轟の瀬。

 

左岸にある焼酎工場の石蔵です。

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紫尾の馬頭観音他

2024-01-08 | 史跡

さつま町の史跡を二つ紹介します。

 

紫尾小学校跡から紫尾温泉へ向かうと、道路脇に石造物があります。

 

三つの石造物が並んでいます。

 

中央は馬頭観音です。

 

3体の像が合わさり、中央の像は前で手を合わせ、左右の像は両手に剣、斧などを持っています。

 

中央の像の頭には、馬の顔があります。

 

石祠です。

 

中には人の像のようなものがありますが、頭部がありません。

 

隣にある町石(ちょういし)です。紫尾神社までの距離を表す石塔で(1町は109m)、この道に複数あります。

 

川内川と支流の穴川の合流地点にある大前時吉氏供養塔です。大前氏はこの地域の領主でした。

 

六地蔵塔です。1698年、戦で亡くなった祖先供養のため建立されました。

 

上の六地蔵。保存状態はいいです。

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紫尾小学校跡

2024-01-06 | 風景

さつま町の紫尾小学校跡を紹介します。

 

校門です。

 

閉校記念碑。明治13年開校、平成28年閉校です。

 

初代は木造、二代目は鉄筋コンクリートですが、三代目は再び木造校舎です。

 

校庭から見た校門とモミの木とイチョウ。

 

校門から見た校庭と校舎です。

 

平成6年完成の三代目の木造校舎です。

 

モダンな造りの右側の木造校舎。

 

中央は鉄筋コンクリートです。

 

左側の木造校舎。

まだ新しく、何かに活用されるといいです。

 

校舎から校庭を見る。

 

子供たちの作品でしょう。

コメント欄は閉じています。

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宮脇の田の神他

2024-01-04 | 田の神

薩摩川内市祁答院町は田の神が多いところです。三たび、祁答院の田の神を紹介します。

 

宮脇の田の神です。

 

浮き彫りの田の神です。

 

右手にメシゲを持っています。

 

大きなシキを被っています。表情は、描かなければはっきりしないでしょう。

 

田園風景や集落を眺めています。

 

上門の田の神です。田んぼの脇の巨石の上にあります。

 

大きなシキを被った座像です。

 

引き締まった顔で、右手にメシゲを持っています。袖が立派です。

 

轟の田の神です。

 

シンプルな形の立像です。

 

表情はありません。

 

田んぼと反対を見ています。

 

楠原の田の神です。

 

田の神には見えませんが、田の神だそうです。

 

顔はよくわかりません。右に文化四年(1807年)の文字が見えます。

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谷山神社に初詣

2024-01-03 | 風景

鹿児島市の谷山神社に初詣に行きました。

 

そうめん流しのところにある弘法大師像にお参りです。

 

不動明王にもお参りしました。

 

和田川沿いの遊歩道を上流へ行きます。

 

巨石と淵。

 

慈眼寺公園にあるカイヅカイブキの巨木です。

 

凧あげをする人たち。

 

谷山神社の展望台から桜島と鹿児島市街地を望む。

12月に来たときは、前の木で展望が悪かったですが、伐採されてよくなっていました。

 

左には霧島連山が見えます。

 

右に見えるのは大隅半島の高隈山。

 

ピラカンサスの赤い実がなっていました。

 

山頂にある谷山神社です。

 

神社に初詣をしました。

能登半島地震の被災者にお見舞い申しあげるとともに、今年も皆様方にとっていい年でありますように・・・

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南瀬山之口の虚空蔵菩薩像

2024-01-02 | 史跡

薩摩川内市東郷町南瀬(のうぜ)にある、南瀬山之口の虚空蔵菩薩像を紹介します。

 

右の階段を上がります。

 

急な坂道を登って行きます。

 

岩屋があります。

 

岩屋の奥に虚空蔵菩薩像があります。

 

虚空蔵菩薩像です。昔から「こくんぞさあ」と呼ばれ、疱瘡などの病気から子供を守る仏様として崇拝されてきました。

 

保存状態は非常にいいです。建立時期は不明ですが、香積寺(こじゃくじ)を再建した京順和尚が桜島から運んできたという説、廃仏毀釈の難を逃れるため川内方面から運んできたという説があるそうです。

 

穏やかな表情の菩薩像。

 

斜めより見る。頭に乗せているのは五仏宝冠です。

 

左手に如意宝珠、右手に宝剣を持つ姿です。

 

隣にある石造物は何でしょうか。

 

丸い石も祀られています。

 

左にある石塔です。

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宮之城鉄道記念館

2024-01-01 | 史跡

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さつま町の宮之城鉄道記念館を紹介します。

 

国鉄宮之城線の宮之城駅跡です。

宮之城線(川内~薩摩大口)の重要な駅でしたが、昭和62年廃線になりました。この建物は平成になってから建て替えられ、バスターミナルになっています。

 

「宮之城駅跡」の碑。

 

鉄道の遺構が残っています。

 

手動式ポイント。

 

こちらも手動式ポイントです。右に倒せば線路が切り替わります。

 

車輪。動力を伝える歯車がついています。

 

腕木式信号機。

 

蒸気機関車のC57124は、先頭だけ残っています。

 

記念館の裏が線路跡です。

 

記念館内部。バス待合所になっています。

 

信号機や計りなど。

 

通信機です。

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