先日、三回忌が済んだ。無宗教の私はお経を聞いていても全く分からない。臨済宗のそれは、とても日本語としては聞き取れない。「ムニャムニャ。ココホレ。・・」とも聞こえる。そんなお坊さんのお経が判らない私でも、はっきりと理解できた坊主の言葉がある。前もって言っておくが、これは檀家として寺を非難しているわけではない。
父が死んだその日、県立総合病院から亡き骸を自宅に運んだ。すぐに、葬儀社の営業が仕切っていろいろ手配していくのだが、ひとつやらないことがあった。それは、線香をあげる行為である。これは、坊主が到着しお経が済まないと線香があげられないことになっているそうである。その坊主が到着し、お経の後線香を上げてくれた。その後、間髪置かずに私に問うてきたのである。カタハイデスカ?リョウハイですか?(漢字不明)これは、通夜、葬儀の際四人の坊主を揃えるのがカタハイ。八人の坊主で行なうのがリョウハイなのである。そこで大きな葬儀ではないのでカタハイで御願いした。また、直ぐに戒名はどうするかを聞かれた。よくわからないので黙っていると、伯父が一言。「いい、戒名にすると後が大変だよ。」その一言で決まりだ。普通で御願いします。カタハイで普通。いくらくらいかかるのかをこちらで質問すると、80万円とのこと。高い、安いは一生のことなので個人の判断にお任せしますが、産業が発達したこの世の中においてあの世に行くことになってもお金とは縁が切れないのは間違いなさそうである。
時間があれば葬儀もまた研究してみたいテーマである。私の生まれ故郷では、地域の組の人が葬儀を取り仕切る。手弁当でだ。東京では、通夜に来ていただいた方には簡単な食べ物、飲み物を振舞いもてなしをするが、静岡の清水地区ではしない。その風習が一般的なので、都内にあるような葬祭センターは殆んどない。ご近所や友人をもてなす必要がないのだから、自宅で通夜をやることが一般的なのであろう。同じ県や市、また町会によってもその形式は異なると言う。地域によってそれぞれ違いがあって面白いものである。
父が死んだその日、県立総合病院から亡き骸を自宅に運んだ。すぐに、葬儀社の営業が仕切っていろいろ手配していくのだが、ひとつやらないことがあった。それは、線香をあげる行為である。これは、坊主が到着しお経が済まないと線香があげられないことになっているそうである。その坊主が到着し、お経の後線香を上げてくれた。その後、間髪置かずに私に問うてきたのである。カタハイデスカ?リョウハイですか?(漢字不明)これは、通夜、葬儀の際四人の坊主を揃えるのがカタハイ。八人の坊主で行なうのがリョウハイなのである。そこで大きな葬儀ではないのでカタハイで御願いした。また、直ぐに戒名はどうするかを聞かれた。よくわからないので黙っていると、伯父が一言。「いい、戒名にすると後が大変だよ。」その一言で決まりだ。普通で御願いします。カタハイで普通。いくらくらいかかるのかをこちらで質問すると、80万円とのこと。高い、安いは一生のことなので個人の判断にお任せしますが、産業が発達したこの世の中においてあの世に行くことになってもお金とは縁が切れないのは間違いなさそうである。
時間があれば葬儀もまた研究してみたいテーマである。私の生まれ故郷では、地域の組の人が葬儀を取り仕切る。手弁当でだ。東京では、通夜に来ていただいた方には簡単な食べ物、飲み物を振舞いもてなしをするが、静岡の清水地区ではしない。その風習が一般的なので、都内にあるような葬祭センターは殆んどない。ご近所や友人をもてなす必要がないのだから、自宅で通夜をやることが一般的なのであろう。同じ県や市、また町会によってもその形式は異なると言う。地域によってそれぞれ違いがあって面白いものである。