先日、久しぶりに映画館に行った。金曜日の第一回目の上映は、1300円。500円引きになっていた。つい最近の悪い癖で、客はどのような年代か?あるいは男女比はどうかが気になってしまった。ざっと見た感じだが、圧倒的に中年男性と学生、少々アベックと言う構成だった。4.0というタイトル表記からもWEB2.0を意識した作品であり、四作目。多少期待していたのだが、正直な感想は期待はずれだった。期待を裏切ったと判断した理由は、あったと言う間の2時間に感じなかったからだ。1時間半経過した時点で時計に目をやってしまった。なぜだろうか?面白くなかったのは?多分、製作者がこの程度の内容を入れ込んでいけば観衆は驚き、喜ぶであろうことが散りばめられすぎていたからだと思う。アナログとデジタルの対比。アナログの象徴であるブルース・ウィリスが運転するトレーラーが戦闘機からミサイルを打ち込まれても、トレーラーの運転席のみが破壊されずブルース・ウィリスは無事。あまりにも現実離れしていて、スリルを感じられなかったのはわたしだけだろうか。それは、一例であり殆んどが西部劇タッチ。また、先に述べたように受けを狙いすぎだ。パートワンからパートスリーの見所を集めたよう。爆発、自動車の衝突、エレベーター内での決闘、ロサンゼルスの道路を模したハイウエイでのカーチェイス。ほんとうに私はどっと疲れた気持ちだった。しかし、老夫婦は楽しそうに映画の素晴らしさを同時にのったエレベーターで会話を楽しんでいた。正解はないのだが、映画について娯楽だと割り切って何も考えないで映画を楽しめる自分ではなくなってしまった。どなたかこんな私にお勧めの映画ありませんか?
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