芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

TAKAKO

2008-01-10 22:49:38 | Weblog
 TAKAKOは、大学時代の同級生であり文化会加盟サークルで同じ飯を食った仲間だ。まずTAKAKOがこのブログを閲覧する可能性もあるので、詫びさせていただく。TAKAKOと呼びすてにするのは今回が初めてであるし、本来そのような仲ではない。いや、それどころか私にとってTAKAKOは同級生ながら上級生のような存在だった。TAKAKOは、未成年ながらハッカ、いやメンソールの舶来タバコを好み、かっこよくそれを吸っていた。またTAKAKOはお酒にもめっぽう強く、お酒の飲み方もさまになっていた。そんなTAKAKOから先日メールを受け取った。「パソコンを始めました」という単なるメールだが、25年前の懐かしさがこみ上げて来たので今週のブログの話題にした次第である。実証できないのだが、過去の記憶の場面は、動画ではなく何枚かの静止画で脳内に記憶として留まっているのではないかと思っている。レンズ付き写真機と同様に12枚、24枚、あるいは36枚の静止画である。
 学生時代のTAKAKOを真っ先に思い出すのは脳内の2枚の写真だ。
 一枚の写真は、夏合宿で行った青森県の三戸、南部という地方での一コマだ。TAKAKOは、夏祭りを告知する為にワゴン車に乗り込みウグイス嬢或いはミス南部娘をした時の光景だ。当時の静止画にはバックグラウンドミュージックも添付されている。それは、宿泊先の公民館でかかっていたアリスの♪砂塵の彼方♪だ。
 そして、もう一枚は、彼女の部屋の光景である。その理由は、彼女の部屋の中心部にはミッキーマウスの電話が中央に置かれていた。高さは50センチ位。ミッキーの電話機と言うよりも電話機そのものがミッキーマウスのオブジェの様であったことを記憶している。
 なぜ、そんなに印象深かったかというと、当時の私の下宿には共用のかかってくるだけのクロ電話が置かれており電話に出るのは下級生という暗黙の決まりがあったからだ。また、数年後他のアパートに転居し自分の電話を所有した時も当時流行のクリーム色のプッシュホンに喜んだ。無線電話ではないので部屋の端から端まで電話機を持って移動できるように長~い内線を購入したことも。ミッキーマウスの電話機は高額であったと思う。電話機ってこんなものもあるんだという強い印象が彼女の25年前のアパートの部屋を忘れないものにしている。物はそれ自体でも、時代を物語る。まさに「物語り」。物は今ここに存在していなくても、人間のイメージの中で存在し続ける。そして、それがまた当時を物語る。メンソールのタバコ、洋酒とミッキーの電話は、まさにTAKAKOを結びつける3つのアイテムである。当時のアイドル、イシカワヒトミによく似たTAKAKOは今どうなっているだろうか?興味のある方は、浜松市(静岡県)にあるキャプテンサンタという店に立ち寄ってみてはいかがですか?
コメント
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