芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

下から上へ

2008-12-10 21:46:35 | Weblog
貴族からブルジョア、そして庶民へ。
高級文化から大衆文化へ、
国から地方へ
という上から下に流れる縦の動きがある。
これは殆どの物が該当する。
お金持ちしか手に入れることができなかった憧れの車は、
今や庶民の手の届くもの。
貴族の為に音楽を奏でたオーケストラも、
今では生徒の情操教育を目的に演奏されるまでになっている。
それに反して、下から上への流れも見られる。
「地方から国を変える」というメッセージはタレント知事の決まりセリフだ。
不良であると決めつけられていたピアスも、
大人のオシャレアイテムとして受け入れられてもいる。
茶髪もまた然りだ。
 さて、今回の指摘はそんな地方から国の動きが
テレビコマーシャルにも見られるのではないかということだ。
 かつて、地方局のテレビCMは静止画もみられた。
画像が停止し、音声のみが流れるだけだった。
現代では静止画のCMはなかなか見られない。
静止画のテレビCMで多かったのはパチンコ店である。
首都圏でもこのごろやけに多いのが
パチンコメーカーの新機種紹介のテレビCMだ。
パチンコ“必殺仕事人”、パチンコ“冬のソナタ”、
さらにパチンコ“アグネスラム”。
これは意味しているのは何だろうか?
間違いなく、アグネスラム世代を意識している?
それはまさに、団塊の世代である。
定年退職し時間を持て余している老人?
彼らをパチンコ店という遊技場に集めたいという意図が見え隠れする。
少子化の影響で、若年者の遊技者数減少が予想されるために、
ターゲットを60歳に設定したのであろう。
まさに、時間とお金がありそうな層に目をつけたことは想像し易い。
しかしながら、
団塊世代の人々が高額な年金を手に入れることができるわけでもなく、
高額な退職金を手にすることができたわけでもない。
渡辺先生がおっしゃるように、
そもそもある年代や世代を
団塊の世代とひと括りにしてしまうことこそ問題ではあるが。
 
 その他の同様のテレビCM事例として、
最近、首都圏でも目立ち始めたのが専門学校、大学のCMである。
私が最近印象に残ったのは東海大学、創価大学のCMである。
キーワードは多様と最先端。
それらの大学が首都圏でテレビCMを打つことができるのも、
大規模校だからこそできるのであろう。
もっとも大学名を伏せてしまうとどの学校のCMか判断できないが・・。
それ以外にも東京会計専門学校、東京モード学園、そしてHAL。
話はそれるが、HAL(ハル)は知っている人にはとてもインパクトがある名だ。
HALは映画2001年宇宙の旅に登場する人工知能コンピュータ。
その元になったのはコンピュータの“IBM”であることはあまりにも有名だ。
HALを一文字づつ右にづらすとIBMになるのである。
 それにしても、学校のテレビCMについては一つ疑問が残る。
それのターゲットは高校生のはず。
まずは、彼らはテレビを見るのだろうか?という疑問。
さらに、子どもたちはCMをカット又はスキップするのではという疑義。
そう考えると、
高額な金額を投資しても
ターゲットにそのメッセージは届かないのではないだろうか。

*治したはずの刺歯がわれてしまいました。
日々髪は元気なく薄くなり始めています。
そして刺歯はいかれ、肌の張りもありません。
反比例して人間の魅力が増せば良いのですが・・。それも難しいかな。

コメント
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