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「赤羽駅周辺街頭補導」

2010-09-14 11:05:13 | Weblog

先日、赤羽駅周辺街頭補導に出かけた。

近隣の私立学校は、

各校に対して特に強いライバル心を持って生徒募集を行なっている。

さらに、難関国公立・難関私大の大学合格者数でも熾烈な争いを行なっている。

それが学校評価に使われてしまうからだ。

しかしながら、地区内の警察主催又は地区内の生活指導部主催の街頭補導では

各学校の生活指導担当者が一同に集い、

協力して補導を行なっている。

たぶん、それを先導している警察にはメリットがあるはずだ。

不良少年を指導したり、捕まえたりといった対処行動、事後処理。

事件発生を出来るだけ少なくするということを目的に学校と協力して社会貢献活動ができるのである。

学校側としてもメリットがある。

公立校と違ってどうしても閉鎖的になりがちな私立校としては、

他校との情報交換ができるメリットは大きい。

さらに所轄少年課の刑事の案内で、

非行行動の発生場所となるような「遊技場」見学ができることは大きなメリットだ。

当日は、まずはインターネットカフェ。

それは24時間営業、シャワーも完備していて簡易宿泊場所としても利用されているという。

換気が良くないのか、中に入ると何とも言えないような悪臭が立ち込めていた。

ベニヤ板で、ひとり一人のデスクが区切られ、

インスタントコーヒーや紅茶を無料で飲めるドリンクバーも設置されていた。

私がもっとも関心を持ったのは、常備されている雑誌だった。

男女問わず、老若男女が読みそうな週刊誌や月刊誌が置かれていた。

男性が主にそれらを利用するのではないかと推測していたが

20代~30代の女性をターゲットにしたような雑誌があるということは、

客としてそれらの人が利用しているということだ。

どうして?という疑問が生じてしまった。

 

次に訪問したのはゲームセンター。

中はすごい爆音。

タバコの煙で充満している場所でもあった。

利用客のほとんどは、未成年。

勤務校の生徒がいなくて先ず安心。

利用客の殆どは、若い男性だった。

リクルートスーツをまとい、太鼓を一心不乱に叩いている女性もいた。

就職活動がうまくいかないので、うっぷんを晴らしていたのかもしれない。

二十人ほどの目つきの鋭い?

中年男性である我々の一斉見学にも動じることなく、

皆がゲームに没頭、興じていることが不思議でもあった。

 

最後は、カラオケの見学で終了。

赤羽のダイエーがつぶれて、駐車場跡地には、

今、都心で人気の野村不動産の「プラウド」という20階建て以上のマンションが建設中だった。駅からも近く、ショッピングアーケードからも近い。

雨が降っても駅から傘がいらないかもしれない。

病院にも隣接していて、公園もその建物の目の前だ。

公園には・・。

青いライトが設置されている。

警察の説明だと白でなく、青だと浮浪者が集まってこないそうだ。

何人かの浮浪者がテントをたてて暮らしている。

公園内に設置されている2メートル程の長いベンチは、

最近、真ん中辺りで区分けされたそうだ。

個別対応ということではなく、

浮浪者の寝床とならないための対策だそうだ。

小さな子供を安心して遊ばせることができないと親が判断し、

遠い公園まで多くの保護者が連れていくという。

 

明と暗、勝ち組・負け組み、階層化など

ごちゃ混ぜになった赤羽。

街頭補導終了時には強く印象付けられた。

 

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