先週のブログには多くの閲覧者があった。
1日最大で220の閲覧数。
1週間で約800。
重い話題だったが多くの人に見てもらえたのはうれしい限りである。
さて、先日行われた学会の総会に出席した。
決算・予算を中心としたものなので、
簡単に終わるものかと思っていたら大違いだった。
予算に対して収入が少なかったことや
個人と企業会員が減少していることが問題とされ紛糾。
中でも新規会員(若手)の獲得を如何にしていくかが重要課題とされていた。
学会に若手会員が少ないと嘆いている会場は、
所属大学や企業などの入ったネールプレートを付けていなければ
単なる中高年のオヤジやオジジの集いであり、
年金相談会や投資説明会にも思えてしまうような雰囲気だった。
これでは、よほどのことがなければ若者は集まりそうにない。
パーティーで、猪狩tと久しぶりに話をすることができた。
今秋からボランティアで全寮制の自由学園で教鞭をとられるそうだ。
私は自由学園について全く知識が無く質問したところ
「知らないの?」とあきれられてしまった。
自由学園は文科省の規制を嫌い、大学認可を受けていない。
しかしながら大学まである総合学園だということが後になって分かった。
猪狩tは、もう80歳位だと思うが、すごく元気そうだった。
さて、今週はAKB48の大型新人
「江口愛美」が朝のニュース番組や
昼のワイドショーで取り上げられていた。
「江口愛美」は実在の人物なのか?
それともCGの合成アイドルか?が話題だった。
昨日、彼女は実際AKB6名の人気者の
魅力的なパーツから合成された
CGアイドルであることが江崎グリコから公表された。
グリコ、集英社と秋元康が仕組んだ罠に
多くの人々が翻弄された一週間でもあったとも言えよう。
しかしながらバーチャルアイドルは、「江口愛美」が初めてではない。
まず、思いつくのは「初音ミク」。
彼女の名を知っている人は多いのではないか。
「会いに行けるアイドル」で始まったAKBもメジャーになり過ぎた。
秋葉原のチケットを手に入れることもたいへんなのだそうだ。
いったいアイドルを演じている実在するアイドルとは何だろうか?
反対に、まるで本当の人間のようなCGアイドルとは何だろうか?
そんな疑問を生じながら、
日本人の美に関しての自然感がその応えのヒントを与えてくれそうにも思えた。
そこで、本日読み始めた本に記された日本人の自然観について抜粋することにした。
「欧米人は、手を加えれば自然でなくなると考える一方、日本人は、じゅうぶんに手を加えることで理想的な自然を作る。また、欧米人には手を加えたことを隠すという発想が初めからないのに対して、日本人はまったく手を加えていないように見えることを理想とする」 石田かおり『おしゃれの哲学』
十分に手を加えて理想的な自然美を備えた「江口愛美」のようなアイドルはうけるのかもしれない。
「スキンケアで磨き上げ整えた素肌の上に、ファンデーションなどで丁寧に肌作りをし、しかも、そういったスキンケアや肌作りをしていることを表面に出さず、あたかも「自然に」そうなったかのように見えることを理想とする」のが日本人のナチュラルメークだそうだ。