夏の暑さを感じる今日この頃である。
6月中も何日か暑い日が続いている。
研究室は別としてお茶の水女子大では未だに教室に冷房をつけていないそうだ。
T先生は教室内でも熱中症で倒れる学生が出るのではないかと心配されていた。
それくらい暑いらしい。
さらに研究室でエアコンをつけていることも管理されていて、
「昨日、エアコン、つけていましたね。」とちくりと言われることもあるそうだ。
対して私の職場では、「15%節電」も他人事のようだ。
朝からガンガンに、そしてビンビンにエアコンが効いている。
暑がりの教員が多いようで、登校とともに直ぐに冷房のスイッチを入れている。
暑がりの教員の多い学校は、暑がりの子どもたちも多いようだ。
彼らも登校すると直ぐに冷房のスイッチをオンにしている。
朝、教室に行くとそこはまるで冷凍庫のように冷えているクラスも。
一括集中管理でなく、個別設定エアコンでの問題である。
そこの設定温度は19度。
教室、廊下など至るところに設置されたエアコンがフル稼働している。
よって私は常に上着の必要性を感じている。
「対前年比15%節電」が叫ばれている中で
夏休みに夏期講習を計画している高校は多いと思われる。
偏差値のより高い大学に入学できるような学校としての支援策。
対前年比で15%以上の講習科目と講習時間が用意されている。
当然のこととして、
前年度よりも電力使用量が増加してしまうだろう。
それを懸念するのは私だけだろうか。
たぶん、高校に電力使用制限がかからないのは大口使用者ではないからだろう。
(都道府県や協会から強い命令が下されれば別だが・・。)
7月1日から電気事業法27条の「電力使用制限」が発動され、
契約500KW以上の大口使用者は節電が強制になるという。
「故意による使用制限違反」に対しては100万円以下の罰金が科せられるそうだ。
上智大学は春学期を2週間前倒しにして夏休みを長くする対応。
東洋大学では春学期を前倒しして、秋学期を遅らせるそうだ。
先日、夏休み中の有名大学のオープンキャンパス実施予定を調べていたら、
「節電」の影響が各大学に色濃く出ていた。
東京大学はオープンキャンパス中止。
慶応大学も湘南の一部学部を除いてオープンキャンパス中止。
多くの大学が7月17日、18日辺りに前倒しで実施。
その後8月下旬に実施。
8月の上旬の土曜日実施が昨年よりも随分減少していた。
「節電」しなくてはいけないと思っているが、
エアコンを使わない生活は都会では考えられない。
「夏こそ、夢に向かって実力養成、学力増進」の文言が予備校の夏期講習募集チラシに書かれている。
このような葛藤がありながら、夏に突入していくのであろう。