毎年実施されている「音楽鑑賞会」が先週行われた。
今までは、世間一般のクラシックコンサートのように12月に実施されていた。
しかし、生徒も教員も定期考査や冬期講習で忙しくひと月早い実施となった。
今後は、ますます夏に近い時期に実施となっていくかもしれない。
今までは、ウイーン少年合唱団、
スイングジャズコンサート、
和太鼓演奏、
など、音楽イベントを企画する会社の提案を選択して様々なコンサートが実施されてきた。
そして、今回はフルオーケストラによるクラシックコンサート。
今回のオーケストラは本格的。
演奏がうまい。
音楽通の生徒たちや教員の評判もたいへん良かった。
指揮者の田久保裕一さんは、プロの指揮者になる前に教員の経験があるという方。
聴衆である生徒たちの心をつかむようなトークだった。
選曲の仕方も飽きないような工夫がされていた。
毎回、学校行事には、保護者にも招待状を出している。
よって今回の音楽鑑賞会にも無料招待状を配布。
多くの保護者が平日にも関らずに出席された。
ご夫婦、祖母と母、一家庭でも複数の方々が参加された。
よって今年は、参加見込み数よりすこぶる保護者の参加が多くなった。
なんと全生徒と保護者と教職員を加えると会場に入りきれないという状況に陥ったのだ。
そこで、我々教員は立ちっぱなしで約2時間クラシック音楽を聴くことになった。
飲食厳禁であるし、立ち歩きもできないので
「プロムナードコンサート」とは言えないが
立ち見客のいる高級文化のクラシックコンサートは何とも珍しい。
プロムナード風かなとも思ってしまった。
会場の通路も一杯になって立ち見の場所も確保できない教員はロビーへ移動。
ロビー正面には、大型テレビが設置され生演奏の音楽がスピーカーから流れていた。
防音扉の内側ではオーケストラの生演奏。
防音扉の外側では複製された演奏がリアルタイムに聞こえていた。
ラジオ放送で聞こえてくるライブ演奏。
という宮入さんの話を思い出した。
私自身が教科書に出てきそうなライブの事例を体験した思いでもあった。