来週から定期考査が始まる。
問題作成に、印刷、試験監督、採点、上司へのテスト結果分析送付と慌ただし。
11月から年末までの授業と冬期講習準備。
加えて、JUWAT組の1万字原稿提出も今月末締め切りだ。
原稿については、私の苦手分野も含まれており
筆がなかなか進まないのも私自身の悩みの種だが・・。
「やります」と手を上げてしまったからには絶対に仕上げなければ。
さらに来月の特別講座の準備も・・。
事前に準備をしてきている私だが、
秋の訪れを感じることもなく仕事を日々こなしている。
実態としてバタバタしている今日このごろである。
プラス、議員の先生を招いての補助金増額運動の仕事も月末に予定されている。
加えて、広報の研究会の打ち合わせがこのところ1週間に一回ほど。ワォ。
さらにさらに毎週末には入試イベント。
私は入学を考えている受験生やその保護者の質問に返答する係りも引き受けている。
そのイベントで質問してくるのは殆どが母親だ。
事前にメモ帳に質問事項をメモしてきているので
それを見ながらの質問となるのである。
まるで新聞記者が質問をしているように・・。
「上履きは着用しますか?」
⇒1日中、靴を履いたままです。
「掃除は生徒がするのですか?」
⇒教室は生徒がします。
「廊下はだれがするのですか?」
⇒公共のスペースは職員がします。
「グランドはどこにあるのですか?」
⇒(指さしながら)あれです。
「教員の専任・非常勤の構成比率は?」
⇒質問されると思っていなかったので正確ではありませんが・。
専任○○人、非常勤▽人です。
生徒の成績面、教育面、合格の可能性についての質問が中心であるが
上記のような質問も決して珍しいことではない。
母親の横に座る子供たちの声は、故意的に質問を投げかけないと聞くことができない。
母親の問いかけに頷くだけだ。
これでは80年代の漫才のようだ。
なんでも大学生になってからも
退学の手続きにも母親が大学に出向く時代だそうだ。
退学、休学、除籍などの違いを母親が納得するまで何度でも質問するそうだ。
何でもかんでもやってあげる母親や、
その求めに応じざるをえない学校。
子供自らがやらなければならないことを、
身近かな他者たちがやってしまう。
子どもたちに「ゆとり」が生まれて当然である。