So long!
So long♪はAKB48の新曲です。
「So long!」とは「さよなら」の意味ですね。
いよいよ3月に入り、卒業式シーズンに突入です。
勤務校では私が指揮をとっている高校3年生大学入試の合否が判明してきました。
お陰さまで現役生徒の実績として
マーチ(明治・青学・立教・中央・法政)の合格者が100名を超えました。
百越えは私に課せられていた目標数字であり、
毎日生徒の合不に一喜一憂。
目標達成時には、事前に用意していたクラッカーをならして喜びを分かち合いました。
やれやれです。
苦楽?(くらくか? クラッカー)
嬉しい限りです。
大学入試の一般試験においては補欠を出す大学が何校もあります。
青学、明学、学習院、日大、東洋、駒沢、成渓、成城・・。
大学は補助金の満額獲得のために
限りなく定員に近い入学者確保に「補欠」制度を利用しています。
「補欠」を受け取った生徒の中には繰り上がりの期待を胸に秘めて何日も連絡を待っている生徒もおります。
大学によっては、指定日の指定時間に電話が入る大学も何校かあります。
自宅の電話機の前でベルが鳴るのを待つ生徒。
たぶん、それは人生で初めての経験。
想像するに大臣依頼の電話連絡を待つ国会議員のようです。
間違いなく一分一秒が長く感じられるに違いありません。
電話がなります。
担当者の一言が発せられます。
大学:「おめでとうございます。繰り上げ合格です。入学するかどうかを返答してください。」
補欠合格者:「今、ですか?」
大学:「ダメなら、次の方に電話を入れますので・・・。」
補欠合格者:「仕事にいっている親に相談したいのですが・・。」
大学:「わかりました。10分待ちましょう。また電話します。」
ガチャン。
仮に補欠が繰り上がったらどうするかをしっかりと親と相談していない受験生もいます。
既に他大学へは入学金も収めているために即答できない保護者もいます。
10分語にこの生徒は繰り上り合格は嬉しいが、他大学で頑張りますと返答したそうです。
でも、この決断が良かったのかどうかをすぐに学校の担任に相談してきました。
大手予備校は補欠が何名出て、
その中の何人が繰り上がって合格したのかというデータも高校に配布しています。
この場合には相談を受けても返答に窮してしまうというのが実情です。
高校側にとってこの補欠合格という制度は、繰り上がり合格者が出る場合意外には歓迎できない制度のようです。