高校生の女子生徒が同級生を殺害する悲惨な事件が起こりました。
在京テレビ局も約1週間に渡って報道を継続しています。
「犬用のリードで首をしめた。」
「精神科医が6月に県の児童相談所に人を殺しかねないと相談。」
など、日々新たな事実が報道されています。
この事件は未成年者が起こした犯罪であり、
精神鑑定が必要な生徒のようです。
ですからニュースの扱いも首を落とすなどの猟奇的な犯罪をおこした女子生徒の今回の事件よりも、
彼女が過去に起こした事件
(小6時の給食への薬物混入事件と父親を金属バットで殴った事件)
とその対応の検証などにマスコミの報道は向けられているようです。
ネットでは加害者女子生徒のフルネーム(○○もなみ)がすぐに書き込まれました。
さらに在学する学校名は佐世保北高校であること。
長崎代表のスケート国体選手であること。
父親が北高PTA会長であり、早大卒の弁護士。
母親は東大卒。祖父は新聞社経営など・・。
生徒や父親の実名や写真がネットで大量拡散されています。
加害者の人権に配慮しながらも、保護者のせい、学校の対応のミス、教育問題への対応の悪さ等を、正義感をもって報道している在京キー局の姿勢が目立ちます。
被害者のフルネームや顔写真まで出されることに対抗するように、情報の信憑性は別として加害者の情報を知っている人から知らない人へ伝える正義感で情報を垂れ流しする個人の多さはネット時代特有のものです。
そのどちらが良い悪いは判りません。いや、そのどちらにも問題があると思います。
事件については、警察がその道のプロと協力して解明していくはずです。
殺された女子高生やその家族の心情を考えると、報道が継続されればされるほど、心がさらに痛むことは違いありません。
もうそろそろ、そっとしてあげませんか?ご親族のために。
被害者のご冥福を御祈りいたします。