「書くこと」を考えていたら書く道具であるシャープペンシルやボールペンについて、少々疑問がうかびました。
そこで、それをちょっとだけ調べてみました。
初めに、「識字率」はアジアは高く、アフリカは低いようです。
確かに2013年の調査では北朝鮮は100%の識字率です。
また、その他のアジアの国々においても
日本は99%、韓国97.9%、中国95.1%、そしてベトナム93.4%です。
一方、南スーダン27%、アフガニスタン28.1%とアフリカの国々では低い識字率となっています。
・「シャープペン」
芯が折れないことを売りにしているゼブラの「デルガード」が売れているそうです。
他社も同様の商品として三菱は「クルトガ」、ペンテルは「オレンズ」を販売しています。
さて、シャープペンの国内シェアですが以下のようになっています。
三菱鉛筆29%
ゼブラ19%
パイロット17%
ペンテル14%
サクラクレパス4%
その他17%
調べたところ、シャープペンシルは輸出も輸入もしていることは興味深いことです。
輸入は殆どが中国からです。
具体的には11億円程度を輸入しています。
使い捨て感覚で利用できるような安いシャープペンシルを輸入しているのではないかと思われます。
一方、日本からの輸出先は19億のアメリカを筆頭に韓国8億、ドイツ4億、台湾4億です。
輸出は輸入と比べて約3倍も多くなっています。
これは芯が折れないような高付加価値商品を輸出していることが予想されます。
・「ボールペン」
シャープペンシルと同様の傾向がボールペンにも見られます。
輸入は中国からが圧倒的に多く、次がドイツです。
中国からは約45億円、ドイツからは約10億円分が輸入されています。
格安な使い捨てタイプが中国からのモノであり、
ドイツからはモンブランやパーカーに代表されるような高級品の輸入だと推察されます。
一方、日本からの輸出先国はこちらもアメリカです。
2011年80億、2012年90億、2013年120億、2014年160億と毎年輸出が右肩上がりで上昇しています。ちなみに、2番手は香港、オランダの20億ですからアメリカへの輸出が際立って多いことが分かります。
ボールペンの国内シェアは以下の通りです。
パイロット31%
三菱鉛筆24%
ゼブラ14%
ぺんてる8%
サクラクレパス7%
なお、シェアトップのパイロットからは「フリクション」という消せるボールペンが売られています。
受験生にとって折れない芯は、入試当日に大きな力や手助けとなってくれるはずです。
しかし、折れない芯を手に入れた受験生ですが・・。
かつての受験生よりも心が折れやすい生徒が多くなっているようです。
さて、どうしましょう?