全米オープンで大坂なおみさんが優勝しました。
法的には現在、日米の二重国籍ですがテニス選手としての国籍は「日本」とのことです。
さて、今回の優勝で
大阪選手とほぼ同様モデルのヨネックスのテニスラケット(33000円)が売れているそうです。
ウエアー、シューズを彼女にて提供しているアディダスは1年約9億5000万年で契約を更新。
日産自動車もブランドアンバサダー契約を結び、彼女にGTRというスポーツカーもプレゼントするそうです。
さて、消費者に購買行動を促す手段がいくつかありますが、その中の一つが「憧れの品の購入」です。
・ あの選手と同じラケットを購入したい。
・ 有名ホテルレストランシェフお勧めの包丁を使ってみたい。
・ お気に入りの選手と同じユニホームを着て、ゲームを応援したい。
・ お気に入りのタレントの顔写真が印刷された団扇を購入して、コンサートで会場の皆と同じ物を手にしながら応援したい。
・ お気に入りのタレントのショップで買い物したい。
私の年代だと松田聖子に憧れ、フローレスセイコでお買い物。
最近だと渋谷109の藤田ニコル店。ニコロンショップでの買い物でしょうか。
その他に、「購入を煽る手法」もテレビショッピングに散見されます。
・ 限定50台
・ あと1時間以内の注文の方に限って送料無料
・ 注文の電話が鳴りやみませんとのMCのコメント。
「弱みにつけこんだり、不安を煽る」CMも目につきます。
・ 「3ヶ月で⚪︎kgやせる」●ザップ
・ 「ハゲているとカッコ悪い」●デランス、●ネイチャー
・ 「健康が優れない人」はこれ!
グルコサミン、コンドロイチン、ミドリムシ・・。
素人には分からない成分を大々的に宣伝して購入を煽ります。
タウリン3000mgって、3gの誇張ですから。
・ 「CMに挿入されている懐かしの音楽がバックグラウンドミュージック」
音楽への懐かしさは、該当商品への親近感を増加させます。
ある研究では人は23.5歳の時に流行った曲を好む傾向があるそうです。
40歳代、50歳代を消費の対象としている消品のCMのバックグランドミュージックが80年代、90年代のJポップというのも、うなずける話です。
今後、従来品の消費減少は明らかです。
バーバリーが年間42億円分の商品を焼却処分。
同様に昨年は、H&Mが毎年12トンもの衣料を焼却処分したとの報道も。
現在、衣料品の最終廃棄率は50%を超えているそうです。
既成品からオーダーメードへの戻りなど、今後の消費者行動の変化は不可欠のようです。