中学、高校の体育の教員になる大学4年生の学生たちに対して、1コマの講義をする依頼を受けました。
体育教育は専門ではないので、この話は断ろうと思いましたが現場の教員としての話をして欲しいと強く懇願され引き受けた次第です。
なんでも良い、現場の話しであれば私も気が楽なのです。
しかしながら教員になる、ならないは別に体育専攻者にとって役に立つ講義をして欲しいそうです。
学校に教師として採用され働こうが、一般企業で働こうが単なる働く「場」の違いだと私は思っています。
さらに言えば、大学で専門的に学んだことも直接にはほとんど役に立たないのではないかとも思っています。
強いてあげれば、体育や健康についての知識を有している点で他学部の学生との違いがある程度だと。
以下は、特別授業で聞きたい質問の抜粋です。
「50分の使い方」
→ 導入、授業、まとめが授業のワンサイクルだと思います。
一番言いたいことは自分で考えなさいと言いたいです。それだけです。
「整列のさせ方」
→地べたに座り、足を抱える体育座りは極力止めた方がよいのでは?と言うつもりです。体育座りは人体拘束ポーズに他なりません。
他から見て綺麗な座り方ではなく、説明を聞きやすいような並びかたではどうでしょうかと。
「より専門的な指導法やコツの伝え方」
→すぐに役立つコツやハウトゥーを求める傾向が今の若者には強い気がします。常に向上心を持ち、日々の反省を生かしながら教材研究していくことで伝わる教師になることが出来ると思うのですが・・
「体育に関して、それぞれを教える中でのポイント」
→これも初学者や未経験者にとっては不安解消のために、すぐに手に入れたい知識だと思われます。
これに関しては心配入りませんと即答します。
というのも、約2000円の検定教科書に対応して、生徒は教科書ガイドを購入。
教員対象には一冊約50000円ほどの指導マニュアルが販売されているからです。
それを活用すれば、教師初心者であってもある程度のレベルの授業となる指導方法や、確認テスト、定期考査もコミコミです。
英語の場合には音声も含まれていて、パワーポイントを開きながらの授業が可能となっています。
このような話を学生たちにするつもりです。
ということで初めてのO美林大学での学食体験や特別授業が今から楽しみです。