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『1983年 携帯電話登場』

2013-07-02 07:07:07 | Weblog

いよいよ7月に突入しました。

今年も半分が修了。

後半に突入です。

すでに夏休み前の授業は全て修了しました。

今週は定期考査実施週間です。

試験問題の作成、採点、成績計算が終わると生徒は待ちに待った夏休み。

我々、教える側は保護者会、夏期講習の準備、高校入試問題の作成などといつもとは異なった仕事も待っています。

さて、以下に記したのは今回の高校2年生の英語試験範囲からほんの一部を抜き出してみました。

英文内容は1983年の出来事(携帯電話の登場)についてです。

ちなみに1983年は東京ディズニーランドが開園した年ですし、

さらに余談ですが私が大学を卒業し教員を始めた年でもあります。

ゆえに個人的にも印象深い年でもあるわけです。

 

1983 CELLULAR PHONE

 Anytime, anywhere – these phones can roam. A company in the U.S.,  which developed handheld radios for battlefield communications during World War , brought out the first portable cellular phone system in 1983. The principle is simple: as the caller travels, the phone’s radio signal is picked up by the closest station in an area referred to as a “cell” (hence the name), where it can be connected to the public phone network. At first, the phones were extremely expensive - $2,000 – and the cellular systems unreliable.. But by the 1990s, a lot of competitors had jumped in, prices had come down dramatically, and the technology marched on.  

「高等学校外国語科用教科書 “English Navigator ” (旺文社)より抜粋」

 

携帯電話関連の英文が出てくると必ず“anytime(どこでも)”で一呼吸。

「どこでも」のドコモをとって日本の携帯電話会社の名前にしている事を一言付け加えると、チョットした生徒の反応があります。

「へえ~、という納得」や互いに「お前知っていた?という確認」の反応です。

彼らの反応を見て英文解釈へのつかみはうまくいったとプチ自己満足しながら内容解説を始めようとする私がいます。

教科書の英文を見てお分かりのように教科書の内容は編集されて短くされていることもあって内容が判りにくいことも多々ありますし、読んでいて面白いと学習者はまず思わないだろうと推測することは容易なことです。

そこが大きな問題だと私は思います。

実際に教科書の内容が面白くないので

教科書以外の副読本として、

多読用の英語教材” Graded Readers”も併用しているのが実態です。

それは一斉に授業では使用できませんから

生徒各自のやる気に任せています。

年間何冊かを読むという圧力を加えながら・・。

自分の興味ある内容の英文を読むことはとても素晴しいことなのですが、

全く読まない生徒がいることも現実です。

このように簡単に問題は解決しそうにありません。

 

久しぶりに高校の教科書に掲載された英文をお読みになった皆さんはどう思われますか?

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