コロナのオミクロン株が猛威を振るっています。
1日2万人を超える新規感染者数にも慣れてきました。
さて、職場では
生徒は週に2回は登校しての対面授業、残りの日々はリモート授業となっています。
コロナが心配であるという保護者からの声への対応と自宅にずっと居られても困るとの声に対応したものとなっています。
非常勤講師の場合には全て自宅からのリモート授業で対応してもよいとしています。
しかしながら、専任教諭の場合には基本的には毎日出勤しての勤務です。
一般的に教員の仕事として授業が三割、それ以外の生徒や保護者対応業務が7割とも言われているので出勤しての業務遂行は仕方ないのかもしれません。
出勤してのリモート授業は各教室にiPadが設置されており、それが1日中黒板を使用して授業をする教員を映し出している形式です。
つまり、殆ど平常の授業と代わらないスタイルでの授業。
ただの映写とは異なるのは、iPadを利用しているので、こちらから課題を一斉に送信したり、生徒各々に課題を提出させたりすることが容易であるということです。
リモート授業に慣れてきた生徒の中には、登校した際の対面授業に耐えられないという生徒も僅かですが出てきています。
彼らが逃げ込むのは保健室ですが、そこは居心地の良い空間ではありません。
だって、咳をしている生徒、熱を出している生徒等の病人がいるのですから・・。
時に教室に生徒がいないことが大問題となります。
預かっている生徒が学内にいるのか、それともいないのかの把握は学校としての責務だからです。
校内にいるのか、それともいないのかを把握のために私の勤務校では、生徒の通学バッグにIC「タグ」を入れさせています。
その名も「ついたもん」。
それにより登校、下校で正門を通過すると保護者にメールが送信されます。
登校したかどうかは教職員がパソコンで確認することも可能となっています。
登校しているのに教室にも保健室にも、そしてカウンセリング室にもいないことが時に大問題となります。
その時には屋上やトイレを含むすべての場所を職員総出で学校中を探し回ります。
捜索時に、居る可能性のある場所、逃げ込む可能性のある場所は「トイレ」です。
かつての学校のトイレの個室は和式であり、汚くて臭い場所の代表でした。
しかしながら、現在の学校のトイレの個室は快適です。
冬でも便座が温かいので、個室も寒くはありません。
他者と隔てる快適な場所ともなっています。
当然のことですがトイレで食事をする「便所めし」をする生徒がいても不思議な話ではないのです。
学校中のトイレを見回る仕事が今日もありませんように!