八十八夜も過ぎていよいよ新茶のシーズン到来です。
静岡県の気候は、新茶の茶摘みが八十八夜ごろに始まり童謡の”茶摘み”歌とちょうど時期が一致します。
この時期においしいお茶ができますが、なかでも掛川茶は「深蒸し茶」。コクのある深みとあの深緑色。そのお茶を淹れる時の香りが、このお茶を味わったら忘れられません。今は、お茶の種類は深蒸し茶一辺倒です。
さてその新茶が我が家にも回ってきましたので今年の新茶をご紹介いたします。

(多方面から新茶が入ってきました。)

新茶の茶葉。今日は6グラムを急須で淹れました。

深蒸し茶を淹れる急須。
深蒸し茶は、茶こしを通しただけでは本来の旨みと色が出ません。70度くらいに冷ました湯を茶葉を入れた急須に入れ、30秒ほど待ちます。人数分の湯呑に回し淹れ(1杯分を一気に入れるでなく、人数分を少しずつ何回かに分けてそそぐ)して、最後の一滴まで注ぎ入れます(急須の中に湯を残さない)。そうすると2煎目以降もおいしくいただけるからです。
湯呑に注ぎ淹れました。この深緑色をご覧ください。やさしい香りと口に含んだ時には甘い感じのおいしいお茶を味わうことができました。

深緑色をした湯呑の中の新茶。
入れる時には人数分を一度に淹れます。

今日は二人分を淹れました。
これからは朝・昼・夕と1日数杯の深蒸し茶を味わうことができそうです。