タニウツギが終わると、桃色の花といえばこのシモツケソウですね。梅雨の時期の彩で欠かせないものですが、当たり前にあるせいかついつい忘れがちになります。これから、夏場にかけて少し湿気の多いところに沢山咲きます。群生するところはなかなかの景観ですね。
クロウメモドキ科の落葉高木。「玄圃梨」と書くそうです。この時期地味な花を咲かせています。秋に果柄がふくらみ甘みを持ちます。その食感が梨に似ていることからケンポナシというのでしょう。それほど美味しいものでもありませんが、里山や古い民家の庭などにも見られることから、おやつ代わりのものであったのかもしれません。