どこかに自生しているのかもしれませんが新潟県では見たことが無いカテンソウです。群馬では少し山手の集落の庭先や小川の縁などに見られます。繁茂している所は大量に自生していてごく普通の雑草といった風情ですが、ちょっと場所を移すと見られません。湿り気のある場所を好むのか生育場所にはうるさいようです。
雄花といってもこれはまだ咲いていない状態でつぼみということになるのでしょうか。蓋のようなものは花被片でこれが割けると中からおしべが出てきます。書によると雌雄同株で雌花は下部の葉の葉腋に生じるとありますが、そこを見逃したのが残念でした。また雌雄異株の個体も存在するという記述もあります。下部の葉の葉腋が気にならなかったことから雄株かもしれません。