コシノカンアオイも見られましたがカンアオイ属の仲間でウスバサイシンに出会いました。経験的には密度は高くないのですが近県にも広く見られます。この種がヒメギフチョウの食草といわれますがヒメギフチョウが生育するには個体数が少なすぎます。個体数の高い地域とヒメギフチョウの生育地と重なるはずです。一般的には海抜が高い地域に多いとされます。
コシノカンアオイの花は色が黒いせいか少々グロテスクに感じますが、ウスバサイシンは「変な花」という感じです。変わっていることは確かで、蝸牛媒花という言葉があるくらい地に這う昆虫や小動物の力を借りて受粉するとされています。その現場を目撃したことが無いのですが・・・。