吉が平には過去に大きめの集落があったそうです。80里越えを使っての会津との行き来もあり宿場としての機能もあったそうです。小学校もあったくらいですからそれなりの人口があったのでしょう。その民家があっただろう場所にヤチダモの林がありました。湿地の樹種というイメージを持っていましたから驚きでした。少なくとも自然林ではないようですがごく自然にのびのびと生育している姿が不思議です。
ヤチダモはこの地域では稲刈りをした後の稲をかける「はさ木」に利用していたという話がありました。新潟平野の平地ではトネリコなどが使われているのですが、ここでは周辺にたくさんあったヤチダモが重宝されていたのでしょうか。