カエデの仲間でカエデらしからぬ種の一つチドリノキです。新潟県内の分布を理解していませんが自生を見たのが初めてですから県南にしか見られない種のように思えます。かなりの大木もありましたが分かりやすいところで小高木を捕らえてあります。
足元に落ちていた果実があったのでカエデ属の種があると思いチドリノキを確認した次第です。しかし、かえって調べてみると一般的なチドリノキの果実とは２つの種子の開き方が異なります。果実は１・２個しか落ちていませんでしたから熟して散ってきたものとは異なります。病気か何かの異常で早期に脱落してきたものと思われますから奇形があっても不思議ではないでしょう。
散策道状にチドリノキの実生の発芽個体が散見されました。この周辺は若木も見られましたから最近ギャップが生じて一斉に生育した場所のようにも思えました。