■「キューティーハニー/Cutie Honey」(2004年・日本)
監督=庵野秀明
主演=佐藤江梨子 市川三日子 村上淳
※すんません映画評とは言えないかも(汗)
この際だから白状するよ。永井豪作品が幼い頃から大好きだった。きっかけは「マジンガーZ」だ。折からの巨大ロボットアニメのブーム。「ゲッターロボ」にも夢中になったもんさ。そうしているうちに、幼い僕は永井ワールドには巨大ロボットアニメ以外の世界があることに気づいた。性や暴力に関わる作品群だ。でもそれらは性に閉鎖的?だった僕の家では読むことを許されなかった。「あばしり一家」を母親に「お父さんが喜びそうな本」(笑)と言って没収された。「ハレンチ学園」は友達の家で読んだ。散髪屋に行ったら「けっこう仮面」や「イヤハヤ南友」が読めるのが楽しみだった。「デビルマン」や「バイオレンス・ジャック」を読んだ日は怖くて眠れなくなった。今にして思えば異性への関心を高めてくれたのは、おそらく永井豪作品のせいなのだ。・・・それって、女のコが好きなのを永井豪のせいにしているだけか?。でも同じような経験を持つ人、絶対いると思うのだ。
さぁ本題に入ろう。「キューティーハニー」だ。土曜の夜8時、あれ程大好きだったドリフの「全員集合!」を捨てて、家族とは別室でテレビにかじりついて見たアニメ。母親が「ハニーちゃん見るの禁止しようかな」と言うので、シスタージル並に怖い顔のお面を作って驚かして復讐したのは僕です(大恥)。そんな思い入れのある「キューティーハニー」が実写で映画化されるなんて思いもしなかった。原作と設定は大きく変わっている劇場版。団兵衛爺ちゃんが出てこない寂しさを始め、商品名や協賛各社のロゴが画面のあっちこっちで目に付くことなど、文句を言うならばいくらでも言うところはある。だがなかなかどうして面白いのよ!。原作は親の仇という憎しみが戦いの根底にあった訳だが、今回の劇場版のいいところは人を愛する心が主題となっているところ。永井ワールドとは全く違うし、やたらマンガっぽい画面づくりをやり過ぎ?とも感じた。。だけど、サトエリの明るいキャラや随所にみられる70年代テイスト、映像的冒険の楽しさでそんな思いはすぐにどこへやら。
音楽とのマッチングも見事。シスター・ジルを称える歌を倖田來未が歌う場面は実にかっこいいし、♪参上~と歌いながら登場するミッチーも楽しい。そして孤独感に悩むハニーのバックに、アニメのエンディング曲だった ♪夜霧のハニー が流れた瞬間は鳥肌モンだったよ。役者陣の頑張りは印象的。特にほとんどあしゅら男爵だったミッチーと市川三日子。サトエリも大健闘だ。君がまぶしくて仕方なかった!。この映画から僕はすごく元気をもらった。映画館をそんな思いで出ることは滅多にない。
さぁ本題に入ろう。「キューティーハニー」だ。土曜の夜8時、あれ程大好きだったドリフの「全員集合!」を捨てて、家族とは別室でテレビにかじりついて見たアニメ。母親が「ハニーちゃん見るの禁止しようかな」と言うので、シスタージル並に怖い顔のお面を作って驚かして復讐したのは僕です(大恥)。そんな思い入れのある「キューティーハニー」が実写で映画化されるなんて思いもしなかった。原作と設定は大きく変わっている劇場版。団兵衛爺ちゃんが出てこない寂しさを始め、商品名や協賛各社のロゴが画面のあっちこっちで目に付くことなど、文句を言うならばいくらでも言うところはある。だがなかなかどうして面白いのよ!。原作は親の仇という憎しみが戦いの根底にあった訳だが、今回の劇場版のいいところは人を愛する心が主題となっているところ。永井ワールドとは全く違うし、やたらマンガっぽい画面づくりをやり過ぎ?とも感じた。。だけど、サトエリの明るいキャラや随所にみられる70年代テイスト、映像的冒険の楽しさでそんな思いはすぐにどこへやら。
音楽とのマッチングも見事。シスター・ジルを称える歌を倖田來未が歌う場面は実にかっこいいし、♪参上~と歌いながら登場するミッチーも楽しい。そして孤独感に悩むハニーのバックに、アニメのエンディング曲だった ♪夜霧のハニー が流れた瞬間は鳥肌モンだったよ。役者陣の頑張りは印象的。特にほとんどあしゅら男爵だったミッチーと市川三日子。サトエリも大健闘だ。君がまぶしくて仕方なかった!。この映画から僕はすごく元気をもらった。映画館をそんな思いで出ることは滅多にない。