4月下旬から畑でよく見かける蝶に、「ウスバシロチョウ」がいる。
はじめは「モンシロチョウかスジグロシロチョウの仲間かな」と思っていたら、アゲハチョウの仲間だという。
食草が裏の道草山に群生する「ムラサキケマン」というから、ひょっとすると発生源はわが裏山ということになる。
とにかく、飛び方がユラユラしているのでこちらの心が和んでしまう。
しかも、農作業をしていると近くまで寄ってくるのだ。
そのうえさらに、翅の模様がユニークだ。
まるでだらしのない垂れ眼の模様とくる。
昆虫の模様は相手を脅す顔が多いのに、これは相手を平和共存させてしまう。
和宮様が「シロシタホタルガ」の幼虫を畑の脇で発見した。
食樹が「クロミノニシゴリ」(ハイノキ科)という目立たない木だ。
ハイノキ科はアルミニウムを多く含んでいるという。
それで、その木を燃やして灰を媒染剤に利用するので、「灰の木」と言ったそうだ。
なんの変哲もない田舎の風景のなかにも、こうした生き物たちのドラマの豊富さに感心する日々。
殺伐とした世界情勢や通り魔的殺傷事件が多い昨今、こうした環境にあることはありがたいことだ。
尖った心を捨て、山里へ行くべし。
はじめは「モンシロチョウかスジグロシロチョウの仲間かな」と思っていたら、アゲハチョウの仲間だという。
食草が裏の道草山に群生する「ムラサキケマン」というから、ひょっとすると発生源はわが裏山ということになる。
とにかく、飛び方がユラユラしているのでこちらの心が和んでしまう。
しかも、農作業をしていると近くまで寄ってくるのだ。
そのうえさらに、翅の模様がユニークだ。
まるでだらしのない垂れ眼の模様とくる。
昆虫の模様は相手を脅す顔が多いのに、これは相手を平和共存させてしまう。
和宮様が「シロシタホタルガ」の幼虫を畑の脇で発見した。
食樹が「クロミノニシゴリ」(ハイノキ科)という目立たない木だ。
ハイノキ科はアルミニウムを多く含んでいるという。
それで、その木を燃やして灰を媒染剤に利用するので、「灰の木」と言ったそうだ。
なんの変哲もない田舎の風景のなかにも、こうした生き物たちのドラマの豊富さに感心する日々。
殺伐とした世界情勢や通り魔的殺傷事件が多い昨今、こうした環境にあることはありがたいことだ。
尖った心を捨て、山里へ行くべし。