山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

渋川つつじ公園を往く

2014-05-25 21:07:11 | 旅行・散策
 先週、渋川の枯山を散策してその植生の特殊性と豊富さに感動したので、きょうは渋川ツツジの本場を訪れることにした。

                   
 駐車場料金は竹筒に入れるようになっている。
 人手が足りないのだろうが、観光地のようなガツガツしていないのがいい。
 山奥に散在する集落を見るにつけ、日本の原風景はやっぱり農山村にあることを実感する。

        
                    
 ちょうど、「渋川つつじまつり」が行われていて、公園入口で屋台とカラオケが行われていた。
 ムラの祭りといった風情だ。
 地元の自治会主導のようだが、自然保護団体やまちづくりNPOをも巻き込むような先駆的な発想がないとこの公園の価値が生かされないのではないかと考えてしまう。

  
 普通の植物が生きにくい蛇紋岩地帯らしく、もろい岩が露出している。
 ここでしか見られない渋川つつじは、静岡県の天然記念物に指定されている。
 公園というよりちょっとした小山を急登すると、頂上付近の遊歩道沿いに渋川ツツジのトンネルが迎えてくれる。

                           
 貴重なギフチョウが食草とする「ヒメカンアオイ」の群落が道に散在する。
 観光客に踏まれたヒメカンアオイがいくつもある。
 これは木道にして保護するような対策が必要なのではないかと思えた。

 タツナミソウやガンピ・ネズミサシなど、他では見られない植物にも出会えた。
 高い音量が流れるカラオケとこの貴重な植物群とがうまく提携するような方策はないものだろうか。

     
コメント
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