昨夜から滝のような雨が屋根を叩いていた。きょうの午前中には近くの国道が雨量による「全面通行止め」の防災無線があった。お昼直前にはいつのまにか雨音がなくなり止んでいた。すぐに畑の様子を見に行くと大きな被害がなかったのでホッとする。むしろ、萎れていた「ビーツ」がすっかり立ち直っていたのに感心する。
買い物をするために街に出かける。国道沿いの川は予想通り濁流だった。
ふだんは数mほどしかなかった川がなんと目いっぱい川幅を広げて流れていた。台風が来た時の風景だ。いつもは川底の石が見えていたのにきょうはさすが濁っているうえに、シロサギの姿も見えない。スケールの大きい自然の摂理を感じさせる。
このところの乾燥気候でチョロチョロだった湧き水もきょうばかりは全開の水量だった。近づいていくと水音もハードロック並みに激しい。今のところ、土砂崩れも停電もなかったようだ。強い雨のおかげで道路はきれいに清掃されていた。あすから暑くなるという。梅雨より先に夏が来る。最近の気候変動に体がついていかない。