先日の打合せで秋の里山コンサートは11月25日に決まった。
会場の尾上ガーデンは曼珠沙華が川沿いも庭も満開だった。
川の対岸の林内にも見事な赤を描いている。
自分の庭だけではなく周りの段丘・森にも私財を投げ打って曼珠沙華を植えているのも相変わらず尾上さんの大志の大きさが出ている。
コンサートの演奏者はハープ奏者に決まりそうだ。
尾上ガーデンではワレモコウ(ワレモコウ科)が咲いていた。
ずいぶん前、立山のほうに行ったとき残雪の中にワレモコウの群生に感動したのを思い出した。
万葉集や源氏物語にも出てくるほどに昔から愛でられた「オミナエシ」(オミナエシ科)も咲いていたが、今日では自生地はなかなか見られない。むしろ、白い「オトコエシ」はよく見られるのに注目されていない。
コンサートの打合せが終わってから、スタッフの一人が二胡を弾き出した。
工場の中に二胡のやるせなくも激しい情感のメロディーが響いていた。
工場でもガーデンでも二胡の調べは人生をも自然をも謳っているのが伝わってくる。