山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

寒風のなかの植物たち

2014-12-13 21:00:57 | 春野山の村
 久しぶりに「春野山の村」を訪れた。
 地元のNPOを中心に広葉樹を中心とした森作りを始めている。
 杉で鬱蒼としていた人工林が伐られていてずいぶん明るくなってきた。

  
 入口すぐの杉は30本くらいが残された択伐が行われ、山桜やコナラが植林されていた。
 伐られた杉の売上金は、主に土地を県から取り戻したときの借入金に充当されている。

                        
 コルク質が厚い「アベマキ」が伐られていたが、これは残してほしかった。
 そのドングリの形はクヌギに似ている2年ものの立派なものだ。


 さらには、ここで初めて発見された貴重な植物の「エンシュウムヨウラン」を1本だけ見たが、それを意識的に保護しているようにはみえなかったのが残念。

             
 村内には季節がら、赤い実がところどころに見られる。
 麓では見られない植物もある。
 「ツルリンドウ」や「ツルアリドウシ」もそれとなく赤い実をつけてくれた。

              
 花が終わってもなお存在を示す「コウヤボウキ」もいいじゃないか。
 偶然、葉がハート型なのが珍しい。

              
 赤い実がきれいな「ソヨゴ」の枝に虫こぶがいっぱいついているのを初めて知った。
 冬のなかでも着々と生き物の営みがうごめいているわけだ。

 きょうは、今月の21日に行われる「森林散策会」のための下見前の下見だ。
 冬でもいろいろ発見があるじゃないか、とひとり喜ぶ一日だった。
                           
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