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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

祭の運営もきびしいよ

2015-10-18 20:44:19 | 出会い・近隣
 昨日はの神社のまつりだったが、きょうはムラの神社の祭りだ。
 そこは大国主命を祭神としていて近隣の11社を合祀している。
いつごろ合祀したかはわからないが、一般的には明治39年の「神社合祀令」の強行によって経済的・精神的合理化を行い、国家神道への道を拓くものだった。
 神社は相変わらず国家に利用されてきた歴史を告発できないでいる。
 いやむしろ、国家やときの権力との一体化を積極的に推進してきた。

         
 うっそうとした杉木立の迫力はここは異界のゾーンであることを語る。
 人間界で繰り返される歴史の過ちと思考停止を杉木立はどう見ているのだろうか。
 いつものように祭りは滞りなく進行するが、じわじわと参加人数が少なくなってきている。

                      
 祭の運営は30~40代の青年が担っている。それはじゅうぶん素晴らしい。
 また少年・少女たちの姿が多いが、その多くは帰郷した息子・娘たちの孫なので、ムラとしての実数は寂しいのが現実だ。
 祭へ向かうエネルギーをムラの活性化へと変換すればかなり面白くなるのだが。

        
 昨日の集落の祭りの少なさを危機ととらえる人はどれくらいいるのだろうか。
 しかしながら、昨日の「直会」の時の「ごんじり」に似た漬物の旨さは抜群だった。

 それを作ったおばあちゃんにきょう神社でぱったり会い、「商品化しませんか」という話をした。
 息子は「無理」と断言していたが、本人の回答は快諾だった。
 地域に埋もれた人的資源を発見した。
 こんなところにほんのりとした希望を発見する。
 
 
 
 
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