山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

謎だらけの羽衣だが…??

2023-07-17 22:58:50 | 生き物

 日本各地で39度・40度を超える暑さが襲っている。地球の軋みが現実となっているが報道は暑いことしか伝えられない近視眼にうんざりする。きょうは炎天下での農作業はやめて、日陰で蚊取り線香を点けながら、雑草に負けそうなポット鉢の整理に追われる。そんななか、ケヤキの葉にナニコレ珍昆虫を発見。 

          

 植物の茎に吸汁している白っぽいアオバハゴロモかと思ったが、「ベッコウハゴロモ」の幼虫(ハゴロモ科)だった。形は金魚のような、セミのような、ロケットのような怪しい雰囲気をまき散らしている。畑にある桑の木・茶樹・ヤマウドなども吸汁していたのかもしれないが、ワグネルほどの残虐性はない、控えめな農業害虫のメンバーでもある。

 何と言っても、お尻にある羽毛のような「毛束」ファッションが、モデルの山口小夜子顔負けの異形なスタイルを発信する。ロウ物質でできている毛束というが、その意味するものがわからない。敵からカムフラージュするくらいの効果はわかるが、「羽衣」と言われるほどの注目を浴びる必要はあるのだろうか。

    (画像は、「石黒の昔の暮らし」webから)

 ハングライダーのような成虫は蛾としか見られないが、カメムシの仲間に分類される。翅の模様のようすから、「べっこう」という名がついたようだ。羽衣をロウ物質にしなければならない理由、そしてそのスタイルは謎だらけだ。宇宙を争奪するより、こうした身近な謎を無駄な予算を分散してわかりやすく解明してもらいたいものだ。

   

 

 

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