畑の隅に野生化した「菊芋」を掘り出す。放置していると歩道にまで侵出してしまうのでそれを阻止するためでもある。掘り出すと次々出てくるのでついつい収穫してしまう。しかし、その泥付きの菊芋を洗いだすのがいつも面倒なのだ。
「畑のインシュリン」と言われるほど糖尿病やメタボに効能があるのはわかっているが、この冷たい水道水で洗うのを震えながら毎年やっている。昨日、ベジタリアンのアコさんは茹でた菊芋を何度もおかわりしてくれたのでずいぶん減ってきたが、それでもまだ食べきれないほどの量だ。
和宮様がこの菊芋を天ぷらにして揚げてくれたが、いちばん最初に平らげたのがキクイモ揚げだった。まるで、フライドポテトと間違えてしまうほどの旨みと甘さがあった。その意味で、今後もっともっとレシピを開発しなければならないほどの食材だ。
長期保存するには、土のなかに埋めるのがいいようだ。それもさっそくやってみることにする。