昨日またもや近隣からタケノコが届く。車の後部座席には採りたてのタケノコが満載だった。一昨日もタケノコをいただいたので少なめにいただくことにする。それでも食べきれないので、さらに近所にお裾分けする。娘にも宅急便で直送する。そんなわけで、大鍋に半分近くあったタケノコの煮物もずいぶん減ってきた。なにしろ、三食タケノコ三昧だったからだ。
鶏の有精卵もいただく。和宮様への献上品はこのところ頻繁になってきた。夕飯にはとんかつ丼でさっそく卵を使う。無精卵も有精卵も味や栄養価は変らないが、有精卵にするには平飼いしてストレスを失くして飼育している。過密飼育はストレスを受けやすく免疫が弱まり病気になりやすい。そのため、生産性・コストだけしか考えないケージ飼いについては、EUは2012年から禁止している。食品の安全性・動物福祉・環境保護の観点から規制の流れが世界で起きているが、日本はそういう点ではポリシーがない。
人間らしさより経済優先の戦略は戦後の基本戦略で、それはいまだ変わらない。新コロナ感染でもその栄光を外すのはできないでいる。だから、大学入試でも経営学部や経済学部系は人気があるが、文学部は貧弱なままでいる。哲学・文学より金儲けだ。この経済優先のつけはすっかり日本の政治や精神の貧困化としてあらゆる分野に浸潤している。