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大根も白菜もキャベツも種蒔きが遅かったこともあり、また食べきれなかったこともあり、今では満開の野菜の花を迎えてしまった。そこに常連のカメムシである「ナガメ」が群がってきた。しかも、交尾したまま防虫網の上で動いている。しかし、どこから侵入したのか、防虫網をくぐっていたナガメもいた。もちろん、吸引もしている。
ナガメは、漢名だと「菜亀」と表現すると特徴がわかる。アブラナ科の野菜が好きなカメムシだ。どちらがメスだろうか。もちろん昆虫界では大きいほうがメス。メスがいなければ基本的に種の存続はできない。オスメスのデザインの色も微妙に違うのがわかった。
左の画像(web「生き物屋ガラパゴス」から)は、東南アジアの「ジンメンカメムシ」のキーホルダー。ユーモアがある人面だ。右側は畑にいたややえばっている人面。これらのデザインは、鳥類が近づかない警戒信号ということだ。本人は真剣だがその生き残り戦略は見方によっては喜劇となる。