この4日間、四国で2年前無くなった父母の3回忌と、そのあと、今治、徳島市、大歩危(おおぼけ)、大洲市と遊んできました。
私と妻の還暦祝いも兼ねる。
(桜井海岸)
私が18歳まで過ごした今治市は、花崗岩質の地質で海岸は石英、長石が砕けた米粒を敷き詰めたような白い海岸で、海での水泳は快適。
法事の翌日、妻、長男、次男の4人で徳島に住む長女夫婦の家までの道中、今治の桜井海岸で途中下車。
男3人、海岸の松林の中で海水パンツに着替えて、海にザブン。
澄んだ海水の冷たさに震えあがったが、すぐ慣れて3人でスイスイ。
シャキとして、目が覚めました。
海岸でパチリ(冒頭の写真)。
(吉野川急流下り)
旅行3日目は、長女夫婦と次男と分かれて妻、長男の3人で一路車で吉野川上流の大歩危に。
妻がガイドブックで「トーチャン、吉野川の急流下り、面白そうよ」の一言で、長男と二人で申し込んだもの。
大型のゴムボートで大歩危の急流を下るらしい。
ガイドブックを読むと、身長130以上で特に年齢制限はない。
写真を見ると、若い女性ばかり。
おそるおそる、電話で、60歳でもいいのか、と聞くと、病気でないならいいですよと。
着くと、ウェットスーツとヘルメットを渡され、早速着替える。
上流までマイクロバスで10分程走り、下車、谷底に降りると、10個程の大型ゴムボート。
私が予約したポートは25歳前後の若い女性7人と30歳の長男に60歳の私の男2人。船長は男性。
若い女性の園に迷い込んでどうなることやらと思うも、瀬で落ちたら足を浮かせて流れるに任せろ立ち泳ぎすると足が岩にぶつかり怪我する、とか、オールで隣の人の鼻を間違って折った人がいた等など恐ろしい注意の数々に全員戦闘モード。
急流はオールを漕いで乗り切り、淀みではゴムボートから落ちて、救助の練習をしたりで、水も適度に冷たく、あっという間の2時間。小学校6年の時、山間のため池で友達と孟宗竹の枯れたのを集めて筏を作り乗って遊んだ時以来の爽快感。
童心に帰りました。(主催の会社のガイドさんが、カヤックで伴走、パチリ 私は右端)
(大洲の鵜飼)
長男とは川之江で別れ、徳島から九州の我が家に戻ることになり、大洲まで走り、ここで一泊。
どうせなら、有名な鵜飼を見ながら、屋形船でビールと船宿予約。
大洲を流れる肱川の清流に夕方6時半、河原で待機中の屋形船に。
船頭さんが櫓で船を漕ぐ。
弁当は船宿から渡され、ビールは持ち込み。
川面を渡る風は涼しく、御馳走とピールで極楽極楽といったところ。
お向かいの男性と言葉を交わすうちに、地元大洲にお住まいの方で、家族で鵜飼を楽しみにきたとのこと。
鵜飼や鮎に詳しい方で、
「鵜は海鵜で野生のものを訓練する。
15年間生きた鵜もいる。
気性が荒く、初めての人には飛びかかり目を狙う。
くちばしは、鋭く噛まれると剃刀で切られたような傷になることもある。」
これを根気よく訓練する鵜匠には尊敬。
あたりが暗くなると舳先にかがり火を赤々と燃やした鵜飼船が近づいてくる。
その先に鵜匠が紐であやつる鵜が5匹程。
川に潜ってはアユを狙う。
「今日はあまりあがらん」と、船頭さん。
時々アユを捕まえるらしく、目のいい妻は、「あっ、捕まえた」と。
迫力がありました。(上に写真)
翌日、大洲の「おはなはん通り」という、古い町並みを歩くと、歩道横の澄んだ用水路にアユが数匹。聞くと、肱川で捕らえたアユを放流しているそうな。
用水路で泳ぐアユを見たのは初めて。
楽しい4日間でした。
今度の日曜日、久しぶりのコーラル丸。