田舎生活実践屋

釣りと農耕の自給自足生活を実践中。

K夫妻 友あり、竹田農園に遠方より来る(2008/12/21)

2008-12-21 18:11:12 | 先生・友人
田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
21日の日曜日、コーラル丸は先客で満員。
天気予報は雨時々曇り。
考えたあげく、前から竹田農園のバーベキューと畑を体験したいという、友人のK夫妻に声をかけてバーベキュー。
雨なのにと渋る妻を、
「先日買った、大型のブルーシートを林に張りたい。」と口説き落として、勇躍雨のなか、車は一路、竹田農園に。

(ブルーシート)

先月、竹田農園で、秋の収穫祭、芋煮会を計画、雨に備えて買ったブルーシート、天気予報の強い雨終日にあきらめて、中止で、このブルーシート出番なし。
今日は、雨降ったり止んだり、K夫妻とのバーベキューに初めて取り付け。
農園の林に、あすなろの木が2本、ヒノキの木が2本、正方形に4本並んでいる。
結構大木。
この四隅にブルーシートを結びつけ、張ってみると、不格好ながら、十分雨をしのげる。
真中が垂れて、雨が溜まりそうと思ったら、妻と、K夫人、4メートル程の竹竿2本を持ってきて、中央につっかえ棒に。
これで完璧。
時々、ザーと雨が降るも、林の梢が受け止め、次にブルーシートが完全シャットアウト。
受けた雨水は、端からぽたぽたと垂れる。
バーベキューの炭火と木切れのたき火で、ポカポカでした。
皆さんでブルーシートに乾杯。(冒頭の写真)

(江藤正翁)
隣に住む、江藤正翁(元南海ホークスのエース)にご一緒にと声をかけ、「オー、飲もう」となり、ビールにカッポ酒。
K夫人が、大岡虎男氏(江藤氏が知っている中で、戦前・戦後の一番の強打者)の本を読んだことがあり、プロ野球談義盛り上がりました。

(土建屋のI氏)
竹田家、K夫妻、江藤正翁、5人、満腹になったころ、隣の土建屋のI氏夫妻飛び入りで、話題は、
「山の谷川にワサビを栽培しよう」
「山の中に小さい池があり、ここにウナギの稚魚を入れて、大きくして食べよう」といった話題に。
I氏は土木機械もあり、技術もあるので、特に近くの清流にワサビ、栽培してこれを酒の肴にしたいもの。

(収穫体験)
K夫人は小倉室町の常盤茶屋のオーナーで、飲み仲間のたまり場になっている、室町のラーメン屋錦龍のI氏の親友。
I氏とビールを飲んでいると、時々ご一緒して、K夫人のご主人が私と同い年の59才で、会社定年後、畑で仲間と収穫したり、バーベキューしたりしたい、それで、お住まいの近くの田舎に土地・建物を買ったとのこと。
「竹田農園で、畑実習に来ませんか」と、言うと、
「行くよ」
で、今日のバーベキュー。
「面白いねー」と。
食事が終わり、畑を案内して、最後に残っているジャガイモを掘ってもらう。
ゴロゴロ出てきて、目を輝かせて収穫。
ネギ、大根も同様。
K夫妻、素敵なセカンドハウスを建設するものと確信。
今度機会があれば、K夫妻の農園を見物に行きたいもの。

 あさって、23日はコーラル丸で釣り。釣り仲間6人集合の見込み。
アラカブ大漁の予感。

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林の食卓(2008/12/15)

2008-12-15 19:59:04 | Weblog
田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
昨晩は、冒険家のM先生夫妻と小倉室町の錦龍のI氏が我が家に見えて、簑島牡蠣の炭火焼、関門で釣ったタコ、畑のヤーコンのサラダETC.で愉快な宴会。
明けて今日は、竹田農園にタクシーで行き、帰りは妻の迎えの車。

(炬燵より焚き火)
暇なので、炬燵でテレビと読書かとも思ったが、物足りない。
妻はアルバイトの遺跡の発掘で留守。
クーラーボックスに行橋駅前のスーパーで肉類を仕入、タクシーで竹田農園に。
農園には、林の切り株を鋸で切って、焚き火用にストック。
結構大きいがこれをバーベキュー用の炉に入れ、よく燃える小枝に着火。
時々小枝を追加すると、ポカポカと暖か。
一働きして、昼食。
ウィンナー、鶏肉をあぶり、収穫したジャガイモ、ネギを焼き美味しい昼食。
ビールも。
なかなか開放感があり、一人の食事だが、美味しい。(冒頭に林の食卓の写真)

(ヤーコン大収穫)
ヤーコンは、以前埼玉の友人に送ってもらったもの。
株に小芋がつき、これを植えて毎年栽培。
5月に植え、12月に収穫と成長が遅いが、そのぶん、栄養価が高い。
オリゴ糖が豊富で、これが腸でビフィズス菌の栄養になり腸内にビフィズス菌が増えるそうな。
ポリフェノールも多く、癌の予防にもなるとか。
暴飲暴食を繰り返す、飲み仲間たちに配給すると中々好評。
生でスライスして、リンゴやキウィとサラダにして食べてたり、キンピラでも美味しい。
12月になり、葉が枯れたので、引っこ抜くと、サツマイモのような芋がザクザク。ダリアの芋のようだと言う人も。
茎についた大量の子芋は畑に穴を掘り、来年の5月植え時まで保管。
埋めておくと冬の寒さに耐える。
ちょうど、家から出てきた土建屋のI氏の奥さんに一部謹呈。
お礼にと生みたての鶏の卵をもらう。(ヤーコンの写真下に)

(いい土ですね)
ジャガイモ、ヤーコンを掘りだした畑の畝に、土建屋のI氏からもらった、山積みの草を一輪車で運び、敷き詰める。
ちょうど通りかかった近所の奥さんが、
「畑に草をこれだけ敷きつめれば、よく野菜が出来るでしょう。
いい土ですね」とおほめの言葉。
畑も喜んでいる感じ。

 夕方には、町に遊びに行ったらしい、江藤正翁(元南海ホークスのエース)が自転車で戻ってくる。
夏の足の痺れもよくなり、見違えるような颯爽とした雰囲気。
次回は、皆さんとバーベキュー。
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ヤーコンとジャガイモの収穫(2008/12/15)

2008-12-15 19:09:38 | Weblog
竹田農園の畑から、ヤーコン(ダリアの球根のような感じ、健康野菜)、ジャガイモを収穫。
やや遅い実りの秋です。
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渋柿の塩漬け 2008/12/14

2008-12-14 09:08:13 | 海の幸・山の幸楽しく加工
渋柿の塩漬けを11/24に仕込み、20日たった昨日、おいしく頂きました。(写真)
つくり方は、
①竹田農園の丸渋柿を11月20日前後にもいでくる。
よく実が張り、このころが良さそう。
早すぎると、極美味には今一。
これより遅いと熟してしまう。
②水1リットル、塩35グラム(ほぼ海水と同じ濃度)で塩水を作る。
我が家では、今回水4リットル。
プラスチックのバケツか、樽に。
③塩水のはいったバケツに渋柿を入れる。
北側の寒い廊下に20日おくと食べごろ。
(暖かい部屋だと2週間)
④食べたいとき、一個ずつバケツから取り、皮を剥いて、いただく。
味は、甘く、舌触りはマンゴー風味。
干し柿よりもこちらの方が手間もかからず、美味しいと思います。
食後のデザート。オヤツにもグッド。

 お試しあれ。

(今日はコーラル丸で釣りと港に出かけるも、風が強く、釣り中止。
晩は、明後日からインドに出かける冒険家のM先生夫妻と、小倉のラーメン屋の錦龍のI氏と我が家で宴会)
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関門で釣り(2008/12/7)

2008-12-08 16:35:06 | Weblog
田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
昨日の日曜日、寒波襲来で朝の気温は0度前後だが、風は南からの微風で、釣りok。
コーラル丸で小倉港を朝8時、出港しました。
フィリピンバギオから戻ってきた冒険家のM先生と薩摩隼人のO氏、工務店のS氏に川端船長の近所に住む、M氏の5名の釣り人。

(M先生)
フィリピンバギオに数学の指導員で出かけて4か月、20日間程、日本に戻り、12月中旬ににインドに行くとM先生。
家に戻ってからは、屋敷内の畑の手入れをしているそうで、今日は釣りに同行。
皆さんお帰りなさいと大喜び。
(アラカブが釣れたところでM先生とパチリ。冒頭の写真)

(カナギとベラの切り身)
この日は、関門海峡の潮の流れがゆるやかな長潮。
寒くなってよく食ってくるアラカブを狙う。
普段出かけない関門橋の下まで遠征。
漁船、ざっと見て、狭い海峡に50隻以上。ひしめき合いながらアラカブを釣る。
餌はカナギ(イカナゴ)の冷凍。
10月、ベラの切り身で、コウショウダイが釣れたので、タコ釣りに持ち込んだベラの切り身も餌に使う。
私は5、6匹アラカブを釣ったところで、タコ釣り。
他の皆さんはアラカブ狙い。
さすが、M先生、カナギとベラ、どちらに良く食いつくか試してみたとのこと。
軍配は、カナギ。圧倒的だったとのこと。
「キラキラ光るのがいいのだろう」とのこと。
タコも関門橋の下で、肉付きの良いマダコが2匹釣れ、満足の一日でした。

(宴会)
晩は、釣れたアラカブ、タコを酒の肴にM先生宅で宴会。
豊津のご自宅まで妻と出かけ、アラカブの刺身に、タコ、先生の屋敷で栽培しているシイタケを焼き、フィリピン土産のライスワイン(アルコール度10%、すっきりした甘酒のような味)にビールで満腹。
バギオから4時間の所にある、岩山に20人のパーティで登ったときの写真とか、帰国する直前にあった、近くの集落の豚肉パーティの写真と解説に時の立つのを忘れ、代行運転の車で我が家に着いたのは11時を回っていました。
(写真は 左のブックマークの バギオ冒険日記 に順次載せるとのこと) 
豚を写真で見ると、豚というより、イノシシ風。
これを50匹、とがった木の棒で心臓を一突き、その場で解体、塩味のだけの湯で茹でて1万人近くの住民で平らげるお祭りとか。(豚の写真、下に)
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フィリピンバギオのイノブタ?を食べる会

2008-12-08 16:29:02 | Weblog
釣り仲間の冒険家のM先生のバギオ土産に見せてもらった、滞在してるバギオの近郊の村で行われた秋の収穫祭。50匹の豚(イノブタ?)をとがった棒で心臓を一突き、その場で解体、塩ゆでにして1万人の住人で食べる祭りとか。竹田農園の周辺のイノシシもこのような姿かと興味津々。
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宮崎へドライブ(2008/12/1、2)

2008-12-03 23:23:59 | Weblog
田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
一昨日と昨日の二日間、M画伯に誘われ、宮崎に一泊ドライブ。
小倉室町のラーメン屋の錦龍のI氏、M画伯の友達のM氏とY氏。
総勢5名。
何のための旅行か、最終目的地がどこかもよく分からない。
宮崎市だろうと言う人も居れば、霧島ではという人も。
車が出発して、念のためM画伯に聞くと、都城市。
目的はまだよく分からぬ。
古くからの友達Z氏が都城市に引っ越し、来ないかと言われたらしい。
錦龍のI氏は、「一人では手持無沙汰で我々を呼んだのだろう。楽しくやろう。」と。

(霧島連山)

走ること400キロ、ようやく晩暗くなって、都城市にたどり着き、M画伯の友達にめぐりあうも、この方がM画伯と同様、理解不可能な方で、素面かと思えば、酩酊、聡明な人ではと思うと、もう酩酊。
二人が親友ということだけ分かって、翌日、温泉で寝ぼけまなこを覚まして、5人で、「昨晩の地鶏は素晴らしく美味かった」。
Z氏の案内で、農家の野菜が並ぶ青空市に。
Z氏が指さす方を見ると、見事な霧島連山がくっきり。
「ああ、この景色を見に、ここまで、北九州から来たのだ」と納得。(冒頭の写真)

(車内で宴会)
M氏は、酒が嫌いで、このドライブの専任ドライバー。
残りの4人で、ビールでペチャクチャおしゃべり。
皆さん65歳前後、酒の席での戯言とはいえ、面白く、味がある。

<夫婦喧嘩>
錦龍のI氏が言うには「最初の一言がいかんのよ。
ぐっと我慢すれば何事もないのに、一言言うと、相手から、三言返ってくる。
また言い返すと、倍になって返ってくる。
次に何を貴様くらすぞ~、となり、最後に出て行けと。
最初の一言をぐっと我慢して、離れているのが一番賢い」

<居候>
M画伯の話は、笑えるヨモダ話ばかりで、車内は笑いが絶えない。
「知り合いが、よその家の牛を盗んで警察に捕まった。
なんと言い訳したか、分かるか」
錦龍のI氏は「モーこらえてください」だろう。
M画伯「読みが浅い。縄を拾ったら、牛がついてきました。それで釈放してくれた」 
M画伯の足立山中腹の画廊には、私から見ると、正体不明の老若男女が出入りして、勝手に泊っていく。
生き生きしたエビやらアラカブの絵を描くU氏、酒に酔うと正体がなくなり、大小便垂れ流しになる。
その武勇伝多々披露で、笑いが止まらない。
M画伯、U氏を画廊出入り禁止にするかわりに、紙おむつを買ってきたり、汚れた体をシャワーで洗ってあげたりと、一向に破門しない。
自分もU氏の一人暮らしの家に泊まりに行ったり。
錦龍のI氏とは50年来の付き合いだそうで、
I氏「M画伯の面倒見の良さには、脱帽じゃ」

<破産2回、交通事故2回>
Y氏、最近M氏から紹介されたばかりで、人となり不明。
このドライブにご自分の4300CCの高級車を提供してくれた、会社を経営しているらしい。
威張るでなく、腰が低い。
最初は錦龍のI氏とM画伯におもねっているいるのかと思っていたが、事業に2度失敗、ようやく軌道にのせたとのこと。
息子さんたちは、父親の破産時の苦労を見ているので、後は継がないとか。
また、2年前道路を時速40キロで走っていると、携帯電をしていた対向車線の車が突っ込んできて、正面衝突。
首の骨がズレて、手術するも今も手足が痺れる。
今では、超安全運転。
ニコニコしながらそういう話を恥ずかしそうに話す。
Yさん、立派な方でした。

(赤霧島)
一日目に晩飯を取った都城の居酒屋に「赤霧島」焼酎。
錦龍のI氏、帰りの道々で、酒屋や、スーパーを見つけては、「赤霧島」を探して、結局7本ゲット。
錦龍に置いてお客に飲ませてあげるそうな。
人気のある焼酎で、北九州では手に入りにくいそうな。

 2日目は、途中、長湯の炭酸温泉に浸り、無事、我が家に着いたのは夜9時過ぎ。メンバーがいいと、無計画な旅も、愉快な旅行になると知った二日間でした。
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農園でバーベキュー(2008/12/1)

2008-12-02 23:14:18 | Weblog
田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
昨日の日曜日、コーラル丸で釣りと思ったら、行きの電車で船長の川端さんから携帯に電話。
門司の岸壁にいるが、風つよく白波もたっており、今日の釣りは無理と中止の電話。
同行の冒険家のM先生と二人でがっくり。
気を取り直して、昨日は竹田農園で玉ねぎ苗の植え付けとバーベキューでした。

(玉ねぎ苗)
油断した隙に、玉ねぎ苗の販売終了。
一昨日、妻6軒の苗屋さんを回るも、かろうじて、白玉ねぎの苗、100本ゲットするも、サラダにしてとても美味しく、血行がよくなり、体調が整う赤玉ねぎの苗買い損ねる。
仕方なく、売れ残った赤玉ねぎの種を買ってきて、2か月遅いが、プランター・室内で苗を育てると準備。
この話を、冒険家のM先生(今週末、フィリピンバギオの冒険の旅から4か月振り帰国、12月末、今度はインド)と釣り中止でショボクレながら話すと、先生は
「昨日、玉ねぎ苗を屋敷の畑に植えた。
赤玉ねぎもあった。
うちの家内が前日、新田原の高尾という苗屋さんで買ってきた」と。
Uターンで我が家に朝日の昇る頃帰り着き、「赤玉ねぎ苗、あるかも」と妻に報告。
すると、「買いに行こう」と。
バーベキュー用に簑島で、牡蠣とワタリガニを仕入(漁師さんから直接購入)、高尾苗店に行くと、山もりで赤玉ねぎ苗あるではないか。
釣り中止の傷心もすっかり癒えて、思わず笑えてくる。
値段も安く、品質も良い。

(バーベキュー)
お昼前、竹田農園に着くと、晩秋の秋晴れ、風も収まり、バーベキュー日和。
空地にイスやバーベキューセットを並べ、農園の隣に住む、江藤正翁(元南海ホークスのエース)と土建屋のIさん夫妻を誘う。
お昼までの1時間、妻と玉ねぎ用の畑の準備。
草を積み上げていた畝から、草を使わない畑の空きスペースに移動。
跡には、立派な堆肥が表面を覆う畑。
ここに牛フンと石灰を撒き、三つ鍬で耕す。
8分方出来たところで、バーベキュー。
ちょうど、I氏のお孫さん3人も遊びに来ており、賑やかに。

(イノシシの焼き肉)
土建屋のI氏が、友達にもらったというイノシシのロースを持ってきてくれる。
このI氏の友達、I氏の持ち山(竹田農園から300メートル程山奥)にイノシシの罠を仕掛けている。
ひと冬に3匹程度捕まえるとか。
イノシシが取れると、足一本ほど、お礼にくれるとか。
どうやってイノシシを殺すのかと聞くと、
「ちょっと可愛そう。
イノシシが罠のワイヤーに足を取られて動けないのが分かると、金属バットを持って、風下から近づく。
風上だと人の匂いに気がついて、立ち上がる。
重さ70キロ程あり、立ち上がると大きく、恐ろしい。
うまく近づくと、イノシシの頭を力いっぱい金属バットで殴りつける。
このとき、ものすごく大きな鳴き声を出す。
ビヤー!といった。
300メートル離れたここに居てもこの鳴き声が聞こえる。
弱ったところで、なたで喉ぶえを切り、失血死させる。」とのこと。
これを聞いて、江藤翁、
「そんなところを見ていたら、とてもイノシシは食えない。
野球をやってるころ、京都ですっぽん料理を食べに行き、客の前で、すっぽんの首を切って食べさせる料理屋。
その晩は、他の仲間は美味いとスッポンを食べていたが、自分は、可哀そうで、漬物で酒を飲んだ。
それ以来、スッポンは食べていない。」とのこと。
I氏は、「この後の解体が難しい。
熱湯をかけて、表面の毛を剥ぐ。ツルツルに。
これをカミソリで慎重に解体する。
内臓を傷つけると汚物が肉に着き、とても食べられたものではない。
この肉は、上手に解体している。」と。
炭火で焼けたところで食べると実に歯ごたえがあり、美味しい。
この2年間、竹田農園の畑のサツマイモをたらふく食ったためスクスク育ったか。
皿に山盛りのイノシシ肉、10人程で、すっかり平らげる。
(バーベキュー風景、冒頭に。) 
近所に住む、野良猫3匹も余った魚や肉にありつき、満腹の体(猫の写真下に)。

(江藤正翁)
カッポ酒や、新鮮な牡蠣炭火焼を食べながら、江藤正翁と雑談。
○「デマジオの引退の年にやってきて見せた彼のバッティングには、驚いた。
阪急と南海の試合の前に、フリーバッティングを披露してくれて、江藤正翁が投手に。
自然体で、怖さはないが、どこに投げても打たれる感じ。
アウトコースではピッチャー返しになると、インコースに投げると全てライナーでスタンドに。
早稲田から南海に入ってた蔭山選手がサード。
蔭山氏が言うには
「江藤さん、ライナーが来たので飛びついて、グローブにパシッと当たったが、球はスタンドに行ってしまったと。
このデマジオと同じだったのが、大岡虎男氏。
自然体で今まで見た最高のバッター。」
私が、「長嶋と初めて対戦した稲尾投手が、どこに来る球を狙っているのか、さっぱり分からず、打たれたそうで、よく似ている」と。
江藤翁「そうか、いいバッターはそういったところがあるのだろう。
戦前のスラッガーとして有名な立教大学の景浦が、八幡製鉄との試合で八幡に来たことがあり、八幡中学の自分も、試合を見た。
景浦選手も大岡選手の前に、小さくなっていた。」

○最初、門鉄の野球部にスカウトされ、半年投げた(この時の辞令が江藤翁の家にあり、カメラでパチリ。下に)。
同級生で、虫の好かない男がおり、資産家の息子で、兵役をうまく逃れ、この男が門鉄の人事課長になり、羽振りを効かせていた。
それで国鉄は辞めて下関の大洋漁業に移り、野球をしていた。
昭和22年ころの野球はノンプロにいい選手が多く、プロ野球より人気。
ある時、下関の球場で大洋漁業と別府の星野組の試合があり、球場は満員。
前座で、阪神と松竹のプロの試合。
野次が飛び、「つまらん試合は早く済ませて、早く大洋漁業の試合を始めろ」と。
そんな時代。
この昭和22年の暮に、優れたノンプロの選手がプロに移り、大下とか別当、それからプロ野球の人気が沸騰した。

○江藤翁は法政では優勝したのかと聞くと
「予科の時、ファーストとして試合に出ただけで、これから大学に進学、投げようというときに、戦争で六大学野球は中止。
それから5年間野球はまったく出来なかった。
当時の仲間は半分は戦争で死んだ。」

 皆さん満腹、ほろ酔い気分で、日も傾き始めたところで、解散。
「ああ、いい日曜日だった」と江藤翁。

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辞令(2008/11/30)

2008-12-02 22:46:15 | Weblog
江藤正翁が、戦争から復員、復活した製門戦(八幡製鉄と門司鉄道管理局の野球)で人数の足りない門鉄に入ることになった時の辞令。
たまたま江藤正氏が保管していたのを写真に撮らせてもらう。
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のどが渇いた(2008/11/30)

2008-12-02 22:41:06 | Weblog
竹田農園のバーベキューで、イノシシの焼き肉、アラカブの塩焼きの切れっ端をたらふく食べて、のどが渇いた野良猫、空地に置いたバケツから水をゴクゴク。今日は猫にもご機嫌な一日でした。
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