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石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2009年6月13日も、今市市の石仏巡りでした

2009年06月15日 | Weblog
 中山さんの告別式に参列してから早、1週間が過ぎました。13日、何となく気抜けした気分のままで今市市の石仏巡りに出かけましたが、庚申塔を見る度に中山さんの顔が浮かんできてしまいました。特に、延宝元年の青面金剛塔が見つかったので見に行こうと誘って、今市市では最も東地区にあたる大渡地区の庚申塔前を通った時は、もう二度と一緒に楽しい庚申塔巡りが出来なくなってしまったのだなと、悲しくなりました。
 さて、いつまでも中山さんのことを偲んで悲しんでいても喜ばないことが判っているので、今回は塩野室地区を終了しようと毎に聞き込み調査をしながら進み、初めて知った碑塔類を調査することが出来ました。但し、北向き地蔵尊があるという一箇所だけは何としても探し出せなくて、これは再挑戦です。その後はあちこちの碑塔を調査し、午後4時半までみっちり調査しました。成果は思いの外に多く、一人ニンマリです。そんな日は、帰宅するやいなや中山さんに電話して、「今日はこんな面白いのが見つかったので、今度一緒に行こう」と報告するのが常でしたが、もうそれも出来なくなり又しても改めて中山さんが、もうこの世にいないことを実感しました。
 ところで、安政七年銘の「鰹講中」とある狛犬に出会いました。その信仰内容が判りませんので、もしご存じの方がいましたらご教示下さい。私の感覚では、「恵比寿講」の別称ではないかと思っています。それと、不動明王の火焔光背に「鳥」が浮き彫りされているのに出会いました。なぜ、不動明王に「鳥」が付いているのか、これから考察しようと思っていますが、これも多分「ガルーダ」ではないかと思っています。もちろんこれは、栃木県では初めての出会いです。後日、別HPの方へ画像を掲載しようとおもっています。その他、今回は神社巡りが多かったこともあり、多くの狛犬に出会いました。その中には、「こりゃ~狛犬ではなく、森の中にいる爬虫類の一種だ」と、深閑とした森の中で思わず呟いてしまったような、面白い姿の狛犬さんとも出会いました。これも同じく、HPの方へ掲載しましょう。そんなこんなで、今回で今市市の塩野室地区と針貝地区は終了することが出来ました。次回は、大渡地区と町谷地区を終わらせようと思っていますが、これまでに何回探しても見つからない庚申塚がありますので、果たして無事に見つけだすことが出来るか不安です。
 それにしても、季節は間違いなく夏になりましたネ。13日も、丁度神社境内で昼食を取っているといきなりの雷雨で驚きました。稲妻と強雨が一度に突然やって来て、ものの20分で去っていきました。そしてその後は真夏を思わせる太陽が出て、本当に気持ちの良い石仏巡りが出来ました。ただし、石仏調査には足元が濡れて困りましたが…。
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